【あと10日！】《鳥獣被害》とタバラーメン

こんにちは！タバラーメンプロジェクトの川嶋です。

 

《鳥獣被害》ということばを聞いたことはありますか？？

 

野生鳥獣による農林水産被害のことを指し、具体的にはシカやイノシシなどが農作物を食害したり田畑を荒らしたり、森林においてシカが幼木の葉を食害したり(写真は鹿柵と呼ばれるもので苗木を保護するものです)、樹皮剥ぎや下層植生の消失が見られたりいったものが挙げられます。

 

 

他にも、車や電車との衝突事故といった被害や、住宅地に侵入し、家屋への糞尿被害といったものは都市でも深刻な問題として挙げられます。

 

以上にあげた被害のいずれかについて少なくとも1回は耳にしたことがあるのではないでしょうか？

最近はニュースなどでもよく取り上げられ、社会的にも関心の高い話題だと思います。

 

今日はそんな《鳥獣被害》について少しお話できれば、と思います。

 

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ここで取り上げる理由はもちろん、このプロジェクトにも深い関わりがあるためです。

 

そもそも、どうして《鳥獣被害》が起こるのか？

 

それは、野生鳥獣の個体数増加と分布域拡大のためです。

 

現在は、適正な個体数になるように捕獲しています。

環境省(2020年)調べによると、シカの捕獲頭数は2020年には60万頭と、増えているものの、2011年度に立てた捕獲目標である2023年度までに生息個体数を半減させる、という目標を達成するためにはまだまだ捕獲が必要です(農林水産省，2021)。

 

こうして、多くのシカやイノシシが捕獲されていますが、その捕獲された個体はどうなるのでしょうか？？

 

ジビエということばを最近よく聞きますが、どのくらいが食肉として活用されているのでしょうか？？

 

狩り部の中にも、「祖父が猟師やってます」とか「実家でもらうことがあってジビエ食べます」という部員が年に何人かいます。

 

しかし実際、捕獲されたイノシシやシカが食肉加工処理されるのは約1割(環境省，2018；農林水産省，2018)と言われ、ほとんどが埋設処理か焼却処理されます。

 

そこで、この捨てられる野生鳥獣を地域の資源として活用しようとする取組が全国的にも増加しているのです。

丹波山村でも、捕獲したシカ1頭をジビエとして活用していた部分はたったの25％でした。

そこから、産業廃棄物として捨てられていた部分である、皮をなめし伝統工芸品として生まれ変わらせ、角はインテリアとして、内臓もドックフードとして活用してきました。

そうして、同じく捨てられる骨を活用するために、このタバラーメンが開発されたのです。

 

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タバラーメンを食べるとき、シカのおいしさを知って頂くのが一番の目標です。

でも、その裏にある鳥獣被害や地域のことを、知って、考えて、想う。

 

そんなタバラーメンとなるよう、今後も皆様のお力をお貸しいただければ幸いです。

クラファン終了まであと10日。どうぞよろしくお願いいたします。

 

タバラーメンプロジェクト