【残り4日】「新古典楽し座」の活動にかける想い

いつも清川あさみと新古典楽し座を応援くださり、ありがとうございます。

 

早いもので、クラウドファンディングの募集期間は残り4日となりました！

現在90％と、第一目標金額の達成まであと60万円ほどです。

 

ぜひ達成へのひと押しのために、SNSでのシェアでもご協力をいただけましたら幸いです。

 

本日は、改めて私たちの「新古典楽し座」の活動にかける想いをお伝えさせていただきます！引き続きのご支援・応援を、何卒よろしくお願いいたします。

 

 

清川あさみ

 

「新古典楽し座」のことは、2019年より時間をかけて構想してきました。

 

阪神・淡路大震災から観光客が衰退しているという、私の故郷である兵庫県淡路島の伝統芸能、人形浄瑠璃の復興をお手伝いして欲しいというプロジェクトが、そのはじめのきっかけでした。

 

人形浄瑠璃は、1人の人形に命を吹き込むために3人もの人が必要です。

 

「命がけで考え、様々な工夫をしながら伝えられてきたこの文化を守るには、全く新しい価値観を作るための編集を加え、物語を芸術として見せるしかない。」

 

「日本人の心と、その大切さを伝えていきたい。」

 

そう強く思いました。

 

昨今のコロナ禍によって、先の見えない不安を感じるこの世の中で、日本人だけでなく世界中の人々の心に、

 

「自分とは何者か？」「大切なものは何か？」

 

そんな問いを投げ込みたいとの想いから、「新古典楽し座」をはじめました。

 

複数の古典芸能の掛け合わせにより、新しい文化とエンターテイメントの融合ができれば、より古典を多面的に見せることができますし、海外のファンの獲得にもつながるはずです。

 

「維持の連続」ではなく「革新の連続」をつくりたい。

 

私達自身も楽しみながら、老若男女を問わず楽しんでいただける古典芸術をつくっていけたらと考えています。

 
 

いとうせいこう

 

たくさんの魅力的な芸能（それは各地の祭も含みます）の根本を大切にしながら、誰でもわかるようにアップデートしていけたら。

 

そして有名な古典のセリフのリズムを変えないまま、現代でも聞き取れるように書き換える作品にもチャレンジできたらと思っています。

 

皆さんのための芸能作品を作ってまいりますので、是非あらゆる形で「参加」いただけたらと願っています！

観世流 林宗一郎

 

今日に伝わる能楽に対して疑問を持ち、常に問い掛けながら舞台に立っています。

 

何故このようなやり方に至ったのか

このやり方が最適なのか

考え直す必要があるのではないのか

 

過去を紐解き、現在に寄り添い、未来に伝えることを信念とし、臨機応変をもって変化して行くことに畏れず挑みます。

 

いずれは古典となる作品の産声を、一人でも多くの方に見守っていただきますよう、お願い申し上げます。

結城一糸

 

この度、清川さんにお声をかけて頂き、能と糸操り人形の新たな芝居に参加させて頂くことになりました。

 

いとうせいこうさんが表す世界は、現代に生きる人々の問題意識であり、しかし普遍的な人類の命題でもあると思います。

このような舞台に立たせて頂けるのは、とても光栄なことでありますが、重圧もひしひしと感じております。

しかし、能のシテ方の林さんに能の世界を学ばせて頂きながら、未熟者ながら人形でしかできない表現ができたらと思っております。

 

どうぞ、新たな世界をご覧下さい。