【3.11を忘れない】楯石千恵子、小野眞理　(Backstage Vol.22)

2012年3月18日に東京・銀座で上演されたミュージカル『とびだす100通りのありがとう』の一部始終は、現在Youtubeで特別公開されておりますが、その中でインタービューに協力してくださった方々のメッセージをご紹介いたします。

 

 

【配信責任者】

NPO法人 東日本大震災を風化させない会 100 通りのありがとう

代表理事 小林清三郎

 

【問い合わせ】

thanks100arigatou@gmail.com

 

【インタビュー協力】

楯石　千恵子さん

小野　眞理さん

 

【ナレーション】

松本和也さん（元NHKアナウンサー）

 

【配信協力】

メディガ合同会社様

 

 

（インタービューから一部抜粋）

 

Q：当初の稽古の様子は？

 

「楯石千恵子」さん

（初めは）集まった100人が誰が誰だかわからない状況でした。

本当にいろんな地域からいらっしゃり、被災状況も一人ひとり違うし、本当に心に傷を負っている人も大勢いらっしゃり、そういう中で、練習中に思いだして泣いたり吐いたり具合悪くなったり、そういう人たちがいる中で、できるだけ気持ちよく過ごせるようにみんなで環境を整えたり、コミュニケーションをできるだけとれるように声掛けをしたりする気持ちで当時いました。

 

最初はみんな顔がどんよりしていました。

本当にミュージカルできるの？という不安だけの114人が集まって、ダンスの練習や発生の練習などもあったのですが、もうそこから気持ちが抜けていく人がいました。

でも連習を重ねるごとにみんなの表情が変わってきて、ちょっと笑顔がでてきて、お互いに名前で呼べるようになり、そういった絆も生まれました。

 

 

Q:：作品の見どころは？

 

「小野　眞理」さん

　台詞はみんな一人ひとりの経験談で、素人が本当に限られた期間だけれど自分の出せる限りのものを（全力で）表現しています。

キャスト一人ひとり同じものを見ても環境は全て違うと思うので、何か感じ取ってもらえたら嬉しいです。

本当に覚悟してみんな生きているよっていう、何があるかわからない、明日にもこの何分先に何があるかわからない、あの舞台でみんなある意味の一人ひとり違う覚悟で臨んでいる姿が見れると思います。