あと10日！『苫小牧演劇堂』誕生の裏側⑨ルーム イン ルーム

底面積は１００平方メートルあまりある『苫小牧演劇堂』しかし、舞台を設置し、音響や照明を置き、幕を張る、となると、完全な長方形ではないため、余裕のある空間ができます。

 

そこに作ってしまおう！　と発想したのが、部屋。

え？　部屋？　そう、部屋。

もともと、施設にあった壁を再利用しつつ、床を底上げし、ドアを設置し、一部屋、増やしてしまいました。

事務仕事などで集中して作業できる空間が誕生したわけです。

 

部屋の中に部屋を作る。

この自由な発想が、演劇堂をさらに自由に、創造的な空間に変えていく象徴とも言えるのではないでしょうか。

 

・コンクリートの床の上に垂木を走らせ、底上げを行います。

・パネルを敷き詰め、ぐらつきがないようにビス止めします。

・壁は数ミリ単位の板を用意し、隙間なく埋めていきます。

・最後に、もともと施設にあったドアを再利用して、部屋の完成です。

 

演劇の時には暗幕で隠れてしまいますが、会議等で御利用の際には、「ああ、ここが例の部屋か」と思い出していただければ幸いです。

 

生まれて初めて電動丸ノコに苦労するメンバー。作業が丁寧な助っ人さんが来てくださり、夢物語だったような企画が現実に！！