北国に冬の使者が舞い降りて。。。

NPO法人 猫と人を繋ぐ ツキネコ北海道 代表の吉井美穂子です。

 

改装を終えた暖かな部屋でまどろむ猫たちの姿。

 

 

 

改装は当団体の理事達がキャットウォークや

細かいところの作業に入ってくれています。

 

 

 

 

開口した屋根裏の灯り取りの窓にツキネコカフェのスタッフ猫で

虹の橋を渡った《ピノコとダミアン》が見守ってくれています。

 

 

 

 

冷暖房器具も3台取り付けられました。

 

一時預かりさんに預けていた猫や、待ってもらっていた

相談者の猫達が続々と入居してきています。

多頭飼育崩壊案件も着手しています。

 

（岩見沢市多頭飼育崩壊現場より引き出した猫たち）

現在、40匹のうち14匹を引き出しています。

 

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そんな中、札幌市郊外の街から入った1件の相談。

ある水産加工工場に餌を求めて鳴き続けていた野良猫。

 

猫好きの従業員さんが餌をやりはじめましたが、

どうやら捨て猫の様で寒さに耐えきれず

工場の中に入れてくれと鳴き続けます。

食品会社ですから言語道断です。

相談が入りすぐ引き受けることになりました。

 

聞いていたのは『子猫』でしたが、、、

段ボールを開けてびっくり！

3〜4才の成猫で検査をするとWキャリアでした。

 

譲渡が難しいWキャリアの猫を保護できるスペースが無く

かなり悩みましたが、あまりに甘えん坊で

リリースすることは出来ませんでした。

名前は《スイサン》に決まりました。

 

 

 

相談は毎日の様に入り悩みは尽きません。

北海道でも数々の相談を引き受けることのできる団体はそうありません。

現在、保護頭数は一時預かりを含め123匹。

さらに、入居待ちの猫が100匹以上います。

今回の改装で少しでも多くの猫を保護できる様になると嬉しいです。

 

ただ、保護頭数も増加するにつれ経費もかさみ

会計からの報告に頭を悩ませるところです。

 

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・10月収支報告です・

 

単月ではギリギリ黒字に持ち込みましたが

4月からの7カ月累計ではなんと・・・

2,827,734円の赤字でございます

 

皆さんからたくさんのご寄付をいただいてはおり

譲渡も順調にすすんでいますが

医療費がこちらも7カ月累計で5,925,690円

 

http://tsukineko.net/activities/report/

 

これでも猫管理のみんなの質の高いケアと

ノウハウを駆使して抑えているのですが・・・

多頭や野良猫などやはり状態の悪い子が多いです

 

先日のミーティングでも

「この子もうダメかな…と思っても、もう少し、もう少し、

これで…これなら…と手をかけてしまうのです。」

 

「でも後悔はしたくないし…良くなる子もいる…

やっぱり助けてあげたいと思ってしまって。」

 

という現場での葛藤を聞くことができました。

 

おもしろいオリジナルグッズの販売やイベントなど

楽しく華やかなイメージもありがたいことですが、

やはり当団体の本業は猫の保護活動です。

 

【一匹でも多くの猫を救いたい】

 

その気持ちがみんなを繋ぐ合言葉。

しっかり収支をプラスにできるように今後も

スタッフ一丸となり努力を続けていきたいです。

 

会計staff より。

 

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寒さが一段と厳しくなりとうとう雪も降り積もってきた札幌です。

外で過ごす猫達のことを考えると胸が押しつぶされそうですが、

皆さんの応援メッセージに力をもらい

目標金額達成に向けてしっかり頑張ります！

 

12月10日    2,112,000円   70%達成！！