暗渠排水の設置！

2024年4月～6月に行った根水処理管と不透水シートの設置により、水田の排水性能向上及び漏水防止については概ね目的を達成できたことが確認されました。そのため、暗渠排水は現在も泥濘が見られる箇所に絞り設置しました。

最も湿っていた入り口から2枚目の圃場に2本の暗渠排水を根水管に繋ぎ、排水ルートを作りました。このことにより、常時湿地状態であった圃場が乾燥され、冬場に土壌を乾燥させ微生物を活性化することができます。

また、現在田面が低い圃場水口部分について、掘削土を用いて不陸整正を行い、不透水シート設置後も漏水が疑われる箇所については、可能な範囲で補修を行いました。

4月～6月までの工事でも、予期せぬトラブルが多々発生する中、根気強く作業を行っていただいた工事関係者の方々、設計から工事計画までの全ての行程に携わって頂いた筑波大学施設部の皆様、目黒区の皆様に深くお礼申し上げます。困難な状況にも向き合って下さった皆様に支えられ、ケルネル水田が未来に向けた一歩を踏み出しました！