再び共に生きるために…対馬のカワウソの生態調査を行いたい!
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支援総額

1,616,000

目標金額 730,000円

支援者
167人
募集終了日
2020年2月25日

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2020年01月28日 10:00

そもそもニホンカワウソとは?

「ニホンカワウソ」という呼び方は、日本列島に生息していたカワウソ(Lutra)のことです。
 日本列島は昔、4種類のカワウソが生息していた「カワウソ大国」であったとも言われています。
 北海道にはラッコ(Enhydra lutris)、エゾカワウソ(学名ではLutra lutra whiteleyi)。そして本州以南にニホンカワウソ(Lutra lutra nippon)がいただろうと考えられています。
 そして対馬にユーラシアカワウソ(Lutra lutra)、和名を付ければツシマカワウソと言うことになりますが、大陸にいるのと同じカワウソです。
 学名の「Lutra lutra」というのは、ユーラシアカワウソのことで、それぞれ「whiteleyi」と「nippon」というのが亜種を指しています。
「亜種」と言うのは動物の分類で、独立種にするほど違いはないものの、さりとて同種にも分けられない、と言う種のことです。
 つまり、分類学的なニホンカワウソとは、おそらくサハリン由来の北海道にいたユーラシアカワウソのwhiteleyi、そして本州以南にいたnipponが亜種として考えられています。

 

 では、Lutra lutra nippon、ニホンカワウソが、他のカワウソとどこが違うのか?
 残っている毛皮や剥製からDNAを採取して調べたところ、ニホンカワウソには北海道の(whiteleyi)や本州以内に棲んでいた(nippon)だけではなく、中国亜種(Lutra lutra chinensis)という、また別の亜種が生息していのではないか?とさえ言われているのです。
 そのDNAを採取できた毛皮や剥製や標本が、どこで獲れたカワウソなのかということがハッキリしていないということもありますけれど、干からびた毛皮や薬品付けの標本から、はたして状態のいいDNAが採取できるとも思えません。
 こうなるとニホンカワウソと呼んでいた「日本のカワウソ」は、1種類だけではなく「日本に棲んでいるカワウソ」全体を表す呼び名になってしまいます。

 

DNA分析によれば、矢印の辺りにツシマカワウソがいるらしい。

 

 そこで宣言します、ニホンカワウソは「日本に棲んでいるユーラシアカワウソ」のことです。

 対馬は日本です。 
 対馬のカワウソが再発見されたことで、カワウソの研究がもっともっと進むといいですね。

リターン

3,000


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あなたも調査隊の一員に!調査報告コース

・御礼メール
・全5回の調査報告をメールにてご報告

申込数
32
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

5,000


調査メンバーの証です!ステッカーコース

調査メンバーの証です!ステッカーコース

・御礼メール
・全5回の調査報告をメールにてご報告
・ツシマカワウソステッカー

申込数
48
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年5月

3,000


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