再び共に生きるために…対馬のカワウソの生態調査を行いたい!
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支援総額

1,616,000

目標金額 730,000円

支援者
167人
募集終了日
2020年2月25日

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2020年02月01日 10:00

奇跡の島

 普段見慣れている地図を、違う方向から見てみよう。

 


 日本海を「内海」と捉える「周日本海」という考え方がある。こうしてみると、確かに日本列島は内海の東岸になる。


 そして、我が日本列島には、動物たちが渡ってきたであろう「移行地帯」が南北に2か所あることがわかる。

 

 北は北海道だ、だから大陸由来の動物が棲んでいる。北海道にいたであろうエゾカワウソは、大陸→間宮海峡(タタール海峡)→サハリン経由で北海道にやってきたのだろう。
 宗谷海峡は幅が30キロ程度で、流れも弱いから泳ぐことは可能だったが、津軽海峡は流れが速いので北海道までしか来れなかったのだ。
 サハリンに戻ることは可能だったが「そこまでするこたぁあるまい」とね。

 

 そして、南にある移行地帯が「対馬」だ。対馬には大陸由来の動物がいる。
この周日本海に棲んでいる共通の動物を「周日本海固有種」という。
 
 ファウナ(動物相)とは、動物たちが「今現在の落ち着く先に落ち着いていますよ」というのを表したものだ。
 なぜ、パンダは四川省にしかいないのか?、なぜ有袋類はオーストラリアにしか棲んでいないのか?といった動物相のことで、元居た場所に戻ろうと思ったけれど、海に隔てられてしまったり、高い山脈が出来たりして行き来が出来なくなり「・・・ま、ここの子になろう」と決めた図のことだね。
 ついファウナを、最終形と考えてしまいがちだが、これは暫定的なものであり「とりあえず今のところ」ということだ。

 

 進化も同じだ、我々は現在進化の最先端ではあるけれど最終形ではない。
ツシマカワウソの再発見は、「ファウナというのは、このようにして拡散する」という、自然が行う奇跡に我々は立ち会うことができたのだ。
 それは対馬がこの場所にあったこと、そして大陸産由来の動物の生息を許すだけの自然が残っていたということであり、これから先もその素晴らしい自然を残すべきなのだ。
 せっかく再発見されたツシマカワウソを、二度と手放してはならない。

リターン

3,000


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あなたも調査隊の一員に!調査報告コース

・御礼メール
・全5回の調査報告をメールにてご報告

申込数
32
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年4月

5,000


調査メンバーの証です!ステッカーコース

調査メンバーの証です!ステッカーコース

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・全5回の調査報告をメールにてご報告
・ツシマカワウソステッカー

申込数
48
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発送完了予定月
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