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2025年10月09日 20:45

【里親さんからの幸せ頼り】ブロック塀のすき間から救い出された小さな命

 

2022年8月21日(日)。京都どうぶつあいごの会の会員さんから一本の電話がありました。


「子猫がブロック塀とトタンのすき間に落ちて、鳴き声だけが聞こえるんです。手も網も入らないんです。」

 

現場は京都市内の住宅地。子猫はブロック塀とトタンの間、ほんの数センチの隙間に挟まり、もがきながら必死に鳴いていました。自力で出ることはもちろん、人の手も届かず、時間だけが過ぎていきました。

 

私たちはすぐに京都南消防署へ連絡し、レスキューを依頼。

 

消防隊員の方々が駆けつけてくださり、塀を一部切り開きながら、慎重に救出作業を行ってくださいました。
発見からおよそ5時間後、ついに小さな命が救い出されました。

 

 

その直後、空からは大粒の雨が降り始めました。もし救出が少しでも遅れていたら、冷たい雨でこの小さな体は持たなかったかもしれません。まさに紙一重のタイミングでの救出でした。

 

助け出されたのは、体重492グラムのキジトラの女の子。


体は汚れ、のみと回虫がついていましたが、命の灯はしっかり残っていました。
すぐにTNRサポートセンターで駆虫処置を受け、翌日にはシャンプーをしてもらい、清潔な状態でシェルターへ移動しました。

その子には「Lucky Witch(ラッキー・ウィッチ)」という名前がつきました。

 

 

「奇跡のような幸運に守られた小さな魔法使い」――そんな思いを込めた名前です。

環境にも少しずつ慣れ、日ごとに元気を取り戻していったWitch。


そして10日後には、新しい家族とのご縁がつながり、正式に里親さんのもとで暮らすことが決まりました。


人の優しさと協力の輪が重なって、ひとつの命が未来へと渡された瞬間でした。

 

それから2週間後の9月4日、里親さんから連絡がありました。
「Witchの元気がなく、熱があるようです。」
すぐに再び預かり、体調管理を行うことに。食欲が落ちていたものの、治療とケアを続け、9月9日にはほぼ回復しました。

 


小さな体で頑張る姿に、スタッフ全員が改めて命の強さを感じました。

今回の保護では、会員さんの迅速な通報、消防署の懸命な救出、医療機関の協力、そして最終的に迎え入れてくださった里親さん。

 

多くの人の力がつながって、ひとつの命を救うことができました。

 

「もし誰かが気づかなかったら」

「もし通報が少しでも遅れていたら」


そう考えると、助けたいと思ってくださった最初の一歩が、どれほど尊いかを実感します。

 

私たちは、これからも現場で助けを求める命を見過ごさず、地域や行政と連携しながら、一つひとつの命を守っていきます。


そして、Lucky Witchのように新しい幸せをつかむ子が一匹でも多く増えるよう、この「ちびねこケア基金」をなんとしても開設したい思いです。

 

(現在のWitchです。3才になり元気にしております。)

 

 

第一目標まであと100万円を切りました。

どうか、引き続きご支援・応援をよろしくお願いいたします。

 



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