メッセージリレー＃7　こぼれ落ちていく命への想い　ボランティアスタッフ小沢康二、小沢ゆう

皆様初めまして。
いつも暖かいご支援ありがとうございます。夫婦で預かりボランティアをしている小沢と申します。

私達はかれこれ１５年以上前から保護した子達と暮らし、現在は先住猫３匹と預かりの子２匹、合計５匹と一緒に生活しています。

去年３月、これは私達が預かりボランティアに参加するきっかけになったと言える出来事になるのですが、近所で怪我をしてよろよろ歩いている猫ちゃん（後に獣医師さんが言うには８歳以上）を保護しました。

人に慣れていてとても可愛らしく、でも汚れていて抱っこしたら折れちゃいそうな位ガリガリでした。

病院に連れて行きなんとか処置をしていただき、私達もできる限りの事はしたつもりでしたがその子は１週間後息を引き取ってしまいました。

悲しい気持ちと助けてあげられなくてごめんねという気持ち、そして野良猫だからとあまり良い顔をされなかった獣医師さんの表情。

当時は非常にやるせない気持ちになったのを覚えています。

しかし、もしその子に出逢わなければ小柄なその子は運転手に気づかれず車に轢かれていたり、寒い中どこかで倒れたまま孤独に亡くなっていたりしていたかもしれません。

それなら撫でながら最期を看取れて良かったのかなと今は思います。

そしてその子を助けてあげられなかった代わりに「もっと猫ちゃんを救える活動をしたい」と彩の猫のボランティアとして活動する事になりました。

預かりボランティアとしてはもうすぐ１年が経とうとしていますが、保護された子達はみんな苦しんでいたり辛い経験をしている子達でした。

私はどんな環境に生きている子でも平等に幸せになる権利があり、また平等に救われてほしいと感じています。

残念ながら私は医療を行える立場ではない為こうやって皆様にお願いする事しかできませんが、このクラウドファンディングが達成することでどの環境で生きている子でも平等に、より適切で迅速な医療が受けられ、救える命が増える、

そしてまだまだ助けを待つ命に目を向けられる、そんな循環が生まれると思います。

私もこれからも１匹でも多くの子が幸せな一生を送れるように微力ながら活動していきたいです。

ラストゴールへの道はまだまだ遠いです。

どうかご支援のほど宜しくお願いいたします。