首都圏若者サポートネットワークが取り組む就労・キャリア支援

首都圏若者サポートネットワークが取り組む「体験就労プログラム」を紹介させていただきます。本プログラムは、自立援助ホーム入所者などの困難を抱える若者が、協同組合などのたすけあいの組織で体験就労できるようにコーディネートし、働く楽しさなどを体験したうえで就労につなげていくプログラムです。

東京都では、体験就労の対象を自立援助ホーム入所者だけでなく、アフターケア事業所が支援している若者や里親家庭で養育されている若者へも広げました。また、2022 年度からスタートした埼玉県・神奈川県でのプログラム展開も軌道にのり、１都2 県での体験実習事例が格段に増加しました。

体験就労の受入先として、生活協同組合の店舗や配送センター、労働者協同組合の保育園、デイサービス、リサイクルショップなどに協力していただきました。

プログラムの参加者たちの応募の動機をたずねると、「仕事経験がないので体験してみたい」「どんな仕事につきたいか経験してみたい」といった声などが寄せられました。
また、体験後の感想としては、「事業所の方になんでも質問できて思ったよりスムーズに仕事ができた」「いろいろな仕事を体験して、向き・不向きを知ることができた」などの前向きな感想がありました。若者たちにとって、いろいろな仕事や働く人たちとふれ合える機会になっていることがうかがえます。なかなかアルバイトが続かなかった若者が就労体験プログラムを機にアルバイトに就くようになったり、受入先で体験から実際の就労につながった事例もあり、施設職員の方から感謝のお手紙をいただくこともありました。

10月27日に開催する第7回首都圏若者サポートネットワークシンポジウムは「協同組合とのコラボで拓く若者就労支援～5年間の体験就労プログラムをふり返る～」と題して10月27日（日）13時30分から東京都経堂にある生活クラブ東京生活クラブ館 で開催を予定しています。

詳細は後日ご案内しますが、予定を入れておいていただけると幸いです。

ホームページに体験就労プログラムに関する調査報告など詳細が載っていますのでお時間があるときに是非ご覧ください。
https://wakamono-support.net/career/