すべての人々の幸福が実現するよう、若者たちの未来を一緒に拓いていきましょう。

日本労働者協同組合連合会（ワーカーズコープ連合会）理事長の古村伸宏様より応援メッセージが届きました。

　子ども・若者期の育ちと学びは、様々な体験による主体性と、「ともに生きていく」というつながりを体感する時期であり、これを享受する権利を全ての人が有する状態にあることは、社会の健全性を示すものです。

　しかし今、こうした当り前の学びや育ちを経験できない若者たちが困難な状況に置かれ、その厳しさは増し、広がり続けています。社会的な困難を被りやすい子ども・若者たちは、自己責任に追いやられることなく、社会的に守り育てていかなければなりません。

 「若者おうえん基金」の取り組みは、社会的養護下に育った最も脆弱といえる若者たちを入り口に、さらに広く子ども・若者を支え育む社会を展望する、しなやかなネットワークの結び目です。この取り組みは、小さくとも確かな希望の種となり、地道で継続的な取り組みが、いくつものつながりの契機となり、その広がりを生んでいます。

 世界中で分断と対立が激しさを増し、その傍らで孤立が深刻化する中にあって、つながりの実感を基礎とする支え合いによって、すべての人々の幸福が実現するよう、「若者おうえん基金」を運動的に盛り上げ、若者たちの未来を一緒に拓いていきましょう。