
支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 226人
- 募集終了日
- 2022年1月23日
こどもギフトメンバーとの特別対談【後編】
こんにちは、岡田です。いつも応援ありがとうございます。
残り期間いよいよあと4日、目標金額まで88%まできており、達成まであと少しとなってきました。
子どもたちのためのオンライン居場所の運営に、ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
今日は、「こどもギフト」メンバーである犬山紙子さん、草野絵美さん、坂本美雨さんとの特別対談の後編をお届けします。
編集:READYFOR

前編:まず若者メンタルサポート協会の今までの活動について岡田より紹介し、犬山さん、草野さん、坂本さんの質問にお答えしながらお話しました。
後編:今回のクラウドファンディングで資金調達をおこなっている「オンライン居場所」について、また今後の活動の展望について議論を交わしました。
→→前編
犬山さん
ーコロナ禍での子どもたちの変化や、悩みの傾向について教えてください。
何かが変わったというよりは、とにかく相談の数が増えました。それまで月2万通くらいだったのが、倍の4万通になったんですね。
母数が増えた中で、OD(オーバードーズ)もリストカットも、死にたいという声も増えているんですが、理由の一つとして、今まで普通のお家だったのにコロナになってから両親がいつも喧嘩しているといった声が多く聞かれるようになりました。
子どもの部屋に親がやってきて「お前の学費のせいで、お父さんお母さんはこうなっているんだ」と怒鳴りつけてくるみたいなことがあって、子どもは「私がいるからダメなんですよね」と言うんです。
あとは、もともとの状態からコロナでさらに悪化したというケースも多いですし、テレワークの影響でお父さんからのレイプの相談が増えた時期もありました。
そうした中でもオンライン居場所を始めたことで、元気になっていく子どもたちの姿も見られました。
虐待などもあって声を発することができなかった子が、はじめのうちは声も顔も出さずに参加していたんですが、半年くらい経って、まず声を出せるようになって。
そしたら参加していたみんなが「すごく可愛い声じゃん〜、やっと話ができたね」と声かけしたところから、顔も出せるようになって、彼女はだんだん「ここではみんなが受け入れてくれる」と思えるようになったんですね。そして彼女は、オンライン居場所で自分の夢を語り出すようにまでなりました。
犬山さん
ーオンラインで繋がれるのは本当に一つの居場所ですね。
そうなんですよ。実際のリアルな居場所もすごくよかったんですけど来れる子しか来れない。オンライン居場所は日本全国の子たちが集まれます。みんな「夜一番辛いときに、おかえりって言ってくれる場所があるなんて」と言ってくれています。
オンライン居場所では「good & thanks」をテーマに話すんですけれども、ある子が「親には『保健室登校だと意味ないわよ』と怒られるけど、ここだと保健室でも行けたことをみんなが褒めてくれるんだ」と言っていました。
ほかにも、オンライン居場所で出会った大阪の子たちが、どんどん元気になっていって「自分たちでも何かやりたい、ゴミ拾いをやるんだ」と言い出して、大阪のグリコがあるエリアで近所の人たちも集めて、ゴミ拾いイベントをやっていました。
そしたら今度は北海道の子たちも「自分たちも何かイベントをやりたい」と感化されて、最近はそんなことも起き始めています。

子どもたちが主催したゴミ拾いイベントの様子
草野さん
ー個人的にこんなケースを聞きました。中高生が集まるチャットで仲良くなった女の子が性的な要求をしてきて…実は、女の子と思っていたチャット相手が大人の男性だったという怖い事件があったそうなんです。
親として、子どもにそういう目にあってほしくないなとすごく思うんですが、子どもたちが危ない目にあわないための啓発などもされているんでしょうか。
そうだったんですね。草野さんのようなケースもそうですし、SNSで仲良くなった知らない相手に制服を着た写真をつい送ってしまった結果、相手が豹変し、学校名を出して脅してくるケースなど、SNSのトラブルはすごく多いです。
うちの理事に元刑事でSNSトラブルの専門家がいるので、トラブルに巻き込まれている子と相手の間に介入してもらったり、オンライン居場所で子どもたちに「SNSの正しい使い方」の講習をしたりもしています。
今後は、対外的な啓発事業もしていきたいなと考えています。
坂本さん
ー沙織さんご自身が辛い経験をされたとおっしゃっていましたが、どのように乗り越えて、サポートする側になられたのでしょうか?
私は大人になってもずっと波乱だったんですけど、15年くらい前に「そっか、誰かに愛してほしいと思い続けてきたけど、自分だったんだ。自分と親友になればいいんだ」と気づいてから人生が変わりました。
誰かに愛されようとがんばるよりも、自分をもっと愛してあげようと思うようになったんです。
それから約5年後に、養子縁組でいまは私の娘になった子に初めて出会いました。彼女も虐待経験、薬物使用など壮絶な人生を歩んできた子で、大人に心を開かないですよと言われていた子だったんですけれども、会ったその日に私が「生きていてくれてありがとね」と伝えたところ、号泣して心を開いてくれました。
その時に「私のやりたい活動はこれだったんだ」と思い、走り出した感じです。
苦しんでいる子たちって、みんな口を揃えて「自分なんかいなくなればいい、自分がいなければいいんだ」と言うんですね。その気持ちはすごくわかるんですけど、「まずあなたが自分を大事にしてあげて」と伝えるようにしています。
草野さん
ー「こどものいのちはこどものもの」の活動で、さまざまな虐待や社会的養護に関わる活動をされている方のお話を聞くんですけど、全部根底に自己肯定感の問題がありますね。親御さんも自己肯定感がなくて、それが連鎖しちゃうと聞きました。
今日、自己肯定感は回復できるものだっていうお話を聞けたのは希望があるなと思いました。
そうですね。活動すればするほど、LINE相談にくる子やオンライン居場所にくる子たちの元気になっていく姿を見られます。本来は親がやってほしい寄り添いを、ひたすら私たちがやっているだけなんですけどね。
担当制で相談員さんたちが毎日、親戚のお兄さんお姉さんのように寄り添い、「今日これ食べたよ」「よかったじゃん」といった何気ない日常会話をする中で、ある時ぼそっと人に言えない相談を言ってくれたりします。
そのときに受け止めて聞くことで、元気になっていくんです。彼らも本当は親に寄り添ってほしいけどしてもらえないから、私たちのところに来ていて、そこが埋まれば自己肯定感も自ずと上がっていきます。
なんらかの理由で親に愛されずに育った親御さんも、どこかのタイミングで自己肯定感を回復できれば、こういった虐待の連鎖もなくなっていくと思います。
なので、子どもたちだけでなく、親御さんも元気にしていきたいと思っていますし、虐待のない社会をどうしたら作っていけるだろうといつも考えています。
■ 相談者からのメッセージ

ー最後に、今後の展望について教えてください。
コロナ禍だから立ち上げたオンライン居場所ですが、子どもたちを元気に成長させてくれている居場所を、もっともっと続けていかないとなと思っています。
あと長期的な目標としては、リアルな居場所ですね。子どもたちを我が家に泊めることもあるんですがどうしても限界があるし、「ここにおいで」って言える場所を作りたいというのが一つ目です。
もう一つは、私たちの強みとして、オンラインで会わずに子どもたちを元気にする活動をやってきたんですけど、ただ実際に北海道の子が「お腹空いたんだよね」と言っている時に食べ物を届けてあげることは難しいです。
なので、地域で活動している信頼できる団体の方々とつながって、「ここに行くといいよ」と子どもに伝えてあげる。団体側にも「今日こういう子が行くのでお願いします」「はい、来ましたよ、こんなことがありました」と伝え合える連携を作りたいなと考えています。
犬山さん
ー全国各地での連携!大事ですよね。沙織さん、今日はお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!
→→前編
リターン
5,000円
お礼のメッセージ|5000円コース
・お礼のメッセージ(メール)
- 申込数
- 113
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
10,000円

オンライン居場所に参加する子どもたちが制作する「オリジナルステッカー」|1万円コース
・お礼のメッセージ(メール)
・HPにお名前掲載(ご希望の方のみ)
・ステッカー
※オンライン居場所に参加する子どもたちが制作したオリジナルステッカーを3種類セットでお送りいたします。
- 申込数
- 90
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
5,000円
お礼のメッセージ|5000円コース
・お礼のメッセージ(メール)
- 申込数
- 113
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月
10,000円

オンライン居場所に参加する子どもたちが制作する「オリジナルステッカー」|1万円コース
・お礼のメッセージ(メール)
・HPにお名前掲載(ご希望の方のみ)
・ステッカー
※オンライン居場所に参加する子どもたちが制作したオリジナルステッカーを3種類セットでお送りいたします。
- 申込数
- 90
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年3月

貧困・虐待などで親を頼れない若者に伴走支援を|若者おうえん基金
- 現在
- 7,092,000円
- 支援者
- 330人
- 残り
- 7日

物価高でごはん食べられない若者に今すぐ食糧を|緊急支援2025冬
- 現在
- 11,807,000円
- 寄付者
- 310人
- 残り
- 29日

たった7人でも夢は叶う!玉村ミニバレークラブ、2度目の全国大会へ!
- 現在
- 67,000円
- 支援者
- 12人
- 残り
- 3日

埼玉おもちゃ美術館 子育て支援のためのバス増便にご支援を!
- 現在
- 145,000円
- 支援者
- 14人
- 残り
- 1日

夜の世界で孤立・困窮している女性たちに、必要な支援を届けたい
- 総計
- 162人

Kansaiわんスリーサポーター!~盲導犬の育成にご支援を~
- 総計
- 60人

食料支援を行うフードバンクを支えたい|マンスリーサポーター募集中!
- 総計
- 62人

#核なき世界を目指して 学生たちと被爆ピアノコンサートを開催したい
- 支援総額
- 2,305,000円
- 支援者
- 221人
- 終了日
- 8/23

戦争レクイエムで平和を歌うー混声合唱団コール・クライネスの挑戦ー
- 寄付総額
- 2,081,000円
- 寄付者
- 114人
- 終了日
- 12/29

“ゆめ旅”学生企画☆ボッチャで一歩!車いす1万人プロジェクト
- 支援総額
- 1,793,000円
- 支援者
- 169人
- 終了日
- 5/31

せっかくつくった中学数学事典を紙ゴミにはしたくない!(Ⅲ期)
- 支援総額
- 207,420円
- 支援者
- 51人
- 終了日
- 9/22
みんなに「分かる」を届けるイラストニュース「DropNews」配信
- 支援総額
- 2,999,000円
- 支援者
- 487人
- 終了日
- 5/19












