多頭飼育崩壊はなぜ起きるのか？　未然に防ぐ方法とは？

和歌山市　城下町にゃんこの会わかやまの代表　奥です

飼育崩壊はなぜ起きるのか？

飼育崩壊というのは　ある日突然最悪な状態になるのではなく

•避妊手術なしに飼いはじめた猫が出産　次々と子猫が産まれた
•室内一匹飼いだからと安心して未手術だった猫が脱走して妊娠　子猫が産まれた
•多頭飼いの方がなんらかの事情で飼い猫達のお世話ができなくなってきた　　等々

少しずつ時間をかけて悪化　　それに飼い主も徐々に慣れてきてしまい
誰がどう見ても　虐待状態の飼いかたをしているのに本人は気がつかない
または気がついてきてはいるがどうすることもできない　
そして　最後は最悪な状態で発覚することが多いです

雄雌2匹の子猫をもらい飼いだして手術しなきゃと思いながらも　その費用を出し渋っているうちに

どうしようもなくなった人を知っています

費用の安いオスだけを手術していたが　雌猫が1日外に出てしまった際に妊娠　その後出産して
あっという間に猫がいっぱいになってしまった　という人もいました
一匹の野良猫さんにご飯をあげていて　子猫が産まれても不妊手術の費用を出せないからと放置
3年後に60匹になってしまった人も知っています

今回　南紀白浜に開院する「犬猫繁殖予防病院」なら
♂♀関わらず　5500円で安心安全な不妊手術をしてくださります
3匹いたとしても16500円　一般価格の1頭分以下です。

猫を飼いはじめた時　猫の餌やりを始めた時　その最初の第一歩ですべての猫に
手術さえしておけば　めちゃくちゃな状況にはなるはずがありません

昨年発覚した多頭飼育崩壊案件

キャットタワーやケージも残っていました
最初はこうではなかった    だけど少しずつ少しずつ崩壊していった

年配の雄猫数頭に加え　雌猫も2-3匹は不妊手術がされていました
でも　なんらかの原因で頭数が増えて　飼い主がそのことに慣れてしまい
どんどん状況が悪化して行った事がうかがえます

ここに住んでいた飼い主は　別の場所に住むようになり
毎日一回の餌やりが数日に1回となっていき
猫達は生まれた子猫の共食いまでしてきたといいます

電気は止まり　夏は灼熱地獄の暑さ
そして最後に飼い主は急死　

虐待同然の劣悪な飼育環境が発覚しました


Wan life さんの今回のこのプロジェクトでは
この飼育崩壊予備軍に対しても手を差し伸べられる予定です
一頭でも　猫数の少ないうちに
人も猫もめちゃくちゃになる前に　全頭の不妊手術ができるように

クラウドファンティング　「過剰繁殖に立ち向かう　一斉不妊手術プロジェクト」も
残り9日となりました
どうか　この　不妊手術専門病院がなかった　繁殖を繰り返してきてしまった
産まれては死んでいった　何のために生まれたのか・・・そんな猫たちのために
和歌山県　紀南の猫達を助けるために　お力お貸しいただけますようお願いいたします