プロジェクトにかける思い〜15年保護活動を継続しているからこそ感じていること〜

 

 

いつも応援ありがとうございます。わにゃんこ愛媛の倉瀬です。

 

クラウドファンディングは150万円を突破し、40％まであと3万円弱となりました。公開から日々応援いただいている皆様のお気持ちに、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

私は愛護活動を初めて15年となります。今日は私の活動のきっかけについて、少し詳しくお話させてください。

 

今でこそ、日々猫に関わっておりますが、20代後半までは猫に触れたことすらありませんでした。

 

小さい頃から犬は飼っていましたが、猫が周りにいる環境では無かったのです。それまえでは殺処分されていることや、野良猫の存在すら耳にしませんでした。

 

 

その後、とあるご縁から家族がブランドの猫を飼うことをきめて、4頭の猫と暮らしました。

 

長らくその猫たちと一緒に暮らしたことで、猫との生活の素晴らしさを感じ、最期まで看取った日の夜の出来事です。

 

駐車場からついてきた、小さな猫に出会いました。

 

人馴れしている猫でした。お腹が大きく心配だったため動物病院へいくと、妊娠が発覚。悲しいですが堕胎をしてもらうことを決意しました。お母さん猫は身内に引き取られ、一昨年虹の橋を渡りました。

 

 

その小さな外の猫との出会いや堕胎の経験を経て、改めて周りをみてみると、今までとは全く別の景色が広がっていました。

 

 

たくさんの放し飼いの猫や飼育崩壊。

過酷な外を生きている野良猫たち。

生まれては死んでいく小さな命たち。

 

 

 

根本的に問題を解決しなければ、不幸な命が今後も増えていく…。

 

そう感じ、不妊去勢手術の必要性を痛感しました。そして本格的に保護や譲渡活動していくなかで「パルボウイルス」を経験し、ワクチン接種の重要性を改めて認識しました。

 

 

数え切れない葛藤や悩み、後悔、悲しみ、苦しみなどがありました。

特に3年前、「90頭もの多頭飼育崩壊現場」を救うプロジェクトの代表となり、一気に全頭の不妊手術やワクチン接種、保護・譲渡に繋げる活動をしたときは、殆ど眠れない日々を過ごしました。

 

 

 

それでもこれまで15年、諦めずに続けてこれました。

それは、きっとこんな瞬間がたくさんあったからだと思います。

 

少しずつでも自分たちが関わった命がしっかりと「幸せにつなぐことができた」と実感したとき。

力強いメンバーたちのサポートに感謝したとき。

医療にかけてあげることで、元気になった子達を見たとき。

さまざまな地域に不妊去勢手術が根づき、地域の方々と協力できたと実感できたとき。

温かいご支援や、応援メッセージをいただいたとき。

 

 

そういう小さな日々の喜びと、まだまだ助けなければならない小さな命があるという使命感に突き動かされ、走ってくることができました。

 

本当にありがとうございます。

 

 

 

しかし、まだまだ地域の問題は山積みです。

 

「医療費が出せない」

「近くに動物病院がない」

「一度に複数の猫は運べない」

 

という方がいっぱいいます。

 

少しでも歩みを止めれば、また野良猫がどんどん繁殖してしまいます。

そんな愛媛の現状を変えられるのは、「移動式手術室」だと確信しています。

 

 

にじのはしスペイクリニックの髙橋葵先生をご紹介していただき、一度に何十頭もの猫たちを高速で手術する様子を目にしたとき、驚きが隠せませんでした。

傷口が小さく、猫の負担が小さく、猫たちがみんな元気でよく食べる。

 

私はそんな先生たちとともに、どこにでも走ります。行きます。
「移動式手術室」の特性は「機動力」です。

 

 

最後に皆様にお願いです。

どうか、私たちを信じて、ご支援や拡散のご協力をお願いできないでしょうか。

 

どこでも猫を助けに行ける「移動式手術室」の特性を活かし、県内全域が「不妊手術が当たり前の社会」になるその日まで、思いとともに走り続けたいと思います。

 

引き続きご支援・応援をよろしくお願いいたします。