【同志に夢への挑戦を】10代目　横田 佳樹

 

 

プロサッカー選手になることが私の夢でした。

大勢の観客からの期待や想いを背負って戦う姿はまさにヒーロー、プロサッカー選手は憧れのカッコいい存在であり、目標でした。

それからは地域のクラブチームに所属し、必死に練習を繰り返す毎日。

そんな「夢への挑戦」は、その過程の中で私を精神的にも肉体的にも大きく成長させてくれたのでした。

 

しかし、カンボジアにはこの「夢への挑戦」が出来ない現状にあります。 カンボジアは近年経済やインフラの急発展に伴い、サッカー観戦者も増加し大人気スポーツとなっています。

そのため、子ども達はかつての私と同じようにプロサッカー選手に憧れを抱き、夢を持ちます。

しかし現実は、夢に挑戦するだけの機会も環境も、カンボジアにはまだまだ非常に少ないのです。 私達がサポートしているケウトム小学校も例外ではありません。

 

プロサッカー選手という夢を持つ子ども達はいても、小さなグラウンドの真ん中にさらに大きな木がいくつか生えていたり、指導者がいなかったりと、日本のように伸び伸びとプレー出来る環境、つまり「夢への挑戦」が出来る環境や機会がありません。

かつての私と同じ夢を持つサッカー少年が、生まれた環境によってその夢へ挑戦できない現実。彼らと何度も話していく中で、自分ももし同じ境遇だったらと想像すると、こんなに悔しくて、悲しいことはないと心から感じました。

 

だから私は、カンボジアで出会った、かつての自分と同じ夢を持つ"同志"を放っては置けない、後押しをしたいと思い活動しています。

 

プロサッカー選手を夢見る子ども達に「夢への挑戦」という環境と機会を。

皆様のご支援、ご協力の責任を背負って取り組んで参ります。 これからも学生団体WorldFutを何卒よろしくお願いいたします。