【残り6日】99%は痛み

日本代表する登山家、大蔵さんとお食事する機会が頂きました。

 

当時の初任給が23000円だったところ、8000m級のヒマラヤを登るのには、2億円を調達しなければならなく、SNSもメールもない当時の状況の中、「とにかく動きまくること」、「目立つこと」、そして「己の熱量を貪欲に伝えること」何も自分にはないのだから、幕末の志士のように夢に狂酔し、人にぶつかりまくれとのことをお伝えして頂き、目から鱗の3時間半でした。

 

現在の山界を牽引している野口健さんも栗城史多さんもある意味、大蔵イズムの継承者であり、本当に貴重な機会をイワタニ・プリムスの加茂さんに設定して頂きました。このような機会を与えて頂き、本当にありがとうございます。

 

改めて、ラグビー界を見渡すと、熱量を第三者に伝えることが苦手であると感じております。

 

ラグビー経験者として十分に理解しているのですが、苦労を隠すことが美徳とされているカルチャーがラグビーにはあり、だからこそ僕個人としては魅力的なのですが、ラグビーを知らない人には伝わらない。

 

大蔵さんがいうには「人というのはヒューマン・ドラマに人は魅了される」とのこと。

 

苦悩や葛藤を赤裸々に伝えること。栗城さんのように山を舞台にした「泣く」、「わめく」に対して、一部の人には嫌悪感を抱かれるかもしれないですが、ジェスチャーを大きくしないと誰も振り向いてくれない。

 

ラグビーの広告塔になることを本気であるとするならば、自分自身、どれだけイバラの道を突き進んでいるのか第三者にしっかりと伝えなければならないと。

 

やりたいことをやるって、やらないことよりも圧倒的にイバラの道。以前紹介した一番最近の世界7大陸最高峰の達成者である星野誠さんの言葉を紹介すると「99%痛い。でも１%だけ楽しい。」本当にその通りだと思います。

 

この冒険における身の周りにある出来事ををしっかり伝えないと。

 

自分の感情を惜しげも無く、外に伝えることは慣れていなく、それが僕自身できるかどうかわかりませんが、とにかく頑張ります。