山葡萄リキュールのベース『三拝云』？

　「山葡萄で何ができる？」

　今回は山葡萄リキュールのベース、石垣島の高嶺酒造所に委託して

醸造の福島米の泡盛『三拝云（みーふぁいゆー）』についてご紹介。

　初めて、仕込んでいただいたのが2006年でした。

当時、国内のジャポニカ米で仕込まれた泡盛は、同じ石垣島の請福酒造が

島内米の『ひとめぼれ』で仕込まれた『やいま』と、同じく岩手県産米

『かけはし』で仕込まれた『南雪』。

　仲間と石垣島に通い続けて○○周年に、拝み倒して受けていただいた

のが『三拝云』でした。米は我が石川地方の山間を中心に栽培されていた

『チヨニシキ』、福島空港においていただける条件が県産米を使っている

ことでした。

　石垣島内に精米所が少ないということで、精米したコメを一仕込み分

720ｋｇお送りしました。初回の精米度は飯米程度の90％。

その後、併せてお願いした『福島米のもろみ酢』の成分向上のために

精米度を下げて95％でお願いしたものです。

日本酒は純米酒で60％まで削って酒質を上げるのですが、泡盛はその独特

の個性を引き出すには、より削らない方が味わいを引き出せることが

分かりました。

　その後、震災前までもろみ酢も含めてお願いしたものです。

リキュールへの挑戦は、在庫対策の一面とリキュールとの相性がいいこと

の両面ですすめてきました。
是非、希少な山葡萄リキュールを味わってみてください。

ちなみに『三拝云』とは、八重山地方の言葉で「本当にありがとう」

皆様のご支援をお待ちしております。