【バンガロー建築にかける想い】コロナ禍や災害に備える設計とは

パワーアップする山鳥の森を応援してくださるみなさまへ、ぜひ読んでいただきたいです。

 

バンガローの設計担当、南小国町地域おこし協力隊でもある、三舛正順さんより、メッセージをお預かりしました。

 

三舛さんは建物の設計だけでなくコロナ禍や有事に「備える」新たな建築・建設のあり方を提案してくださいました。

 

●豪雨、地震、コロナ禍……災害から再起する「防災システム」を地域で育むために

バンガロー棟設計担当の三舛です。

昨今の異常気象を鑑みると、人々の生活を守るためにより強い建築物を設計することも大切ですが、自然の猛威に対して、一度倒れても再び立ち上がるための知恵や技術を地域の中で培うことも重要だと感じています。

もし自分や周りの誰かが突如住まいを失ってしまったら、私たちには何ができるのでしょうか。災害時は必要な機材や物資がすぐに手に入るとは限りませんし、コロナ渦の経験から地域外より多くの救援を呼ぶことができないかもしれません。

 

その場にいる人達とその場にある物を使って再建できるような人同士の繋がりや実践知がコミュニティの中に備わっていたら、それは強い防災のシステムになるのではないでしょうか。

このバンガロー再建プロジェクトでは、人の手で運べるサイズのパーツを一つ一つ組み上げていきます。またパーツは地元の木材を地元の機械で加工して作るので、完成までのプロセスを地域内で完結させることができます。

本来は大きな木材を重機で運んで一気に建ててしまう方が効率的ですが、敢えて人の手だけで建てる方法を選択しました。

 

これはバンガローを完成させることだけに価値をおいているわけではないからです。

組み立てのプロセスを一緒に体験し、そのノウハウを皆で共有したいからです。

 

「自分たちの手で建築する」この経験がいつ来てもおかしくない有事の際に役立つよう世代を越えて広まっていくことを願っています。

 

ーーーーーーーーー

 

プロジェクト終了まであと3日。私たちと一緒にバンガローを建てませんか？

 

＜【人力応援コース】仮設住宅にもなるバンガローを建ててみよう！建設ワークショップ参加券＆バンガロー棟ご芳名