スタディツアー参加予定の学生からの声がとどきました！（9）

寒河江市を訪問予定のモウ・シンイさんから、スタディツアーにかける意気込みをうかがいました。

「私は留学生として日本に来て、そろそろ3年目になろうとしています。日本地
域研究を専門として勉強していますが、普段の生活では日本の地域社会の実情に
触れる機会がなかったと感じており、今回のスタディツアーは日本の地域社会と
接触するチャンスだと思っています。大学の授業で先生の話を聞いたり、本を読
んだりするというような間接的な形ではなく、自分自身で体験し考えることがで
きる活動になるだろうと思っています。
　まず、少子高齢化や都市部の発展などの理由で、日本では地域社会の衰退が問
題になっています。私は中国人ですが、実は中国もこの問題を抱えており、地域
活性化は世界的な問題だと考えています。また中国には「众人拾柴火焰高」ということわざがあります。多くの人が力を合わせれば物事は立派に成功できるということです。国や社会の長く安定した発展は各地域の協力があってこそ成り立つのだと思います。
　「インバウンド推進」も今回のスタディツアーの一つの大きな主題だと思いま
す。将来、私は日本に就職して日中貿易や文化交流に関する職場で働きたいと考
えていますが、海外の人に多言語で発信するという経験を将来の仕事で活かしていきたいです。」

モウ・シンイ（中国出身、日本地域専攻３年）