応援メッセージ　Vol.4 演芸集団FEC　知念だしんいちろうさん

　ヤンバルクイナの保護の舞台を一緒に何度も取り組んだ「演芸集団FEC」の知念だしんいちろうさんから応援メッセージをいただきました。

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　「わったー動物たちは手を取り合って仲良く…というわけにはいきません。でも人間の皆さんなら手を取り合える、協力出来る。それは人間だからこそ出来る事です。」

　これは、人間の身体を借りたヤンバルクイナの霊が残したメッセージです・・・。

　ちょっと待って！唐突なオカルトじみた書き出しにドン引きしないでください！この文章を読み飛ばさないでください！お願いします！

　失礼しました。
　先ほどのセリフは以前、私たちが東村・大宜味村・国頭村を回って公演を行った舞台劇中での言葉です。
『NPO法人 どうぶつたちの病院沖縄』のみなさんと一緒に作り上げた喜劇。笑いを通してやんばるの森と生き物の大切さを伝える舞台でした。

　やんばるの森に捨てられた犬や猫が村の商店にやってきて大暴れするというストーリー。
　身勝手な人間によって追い込まれてしまった動物たち。その事を反省する村の人々に、ヤンバルクイナが人間の身体を借りて伝えたメッセージが冒頭のセリフです。

　「なんて突飛な設定なんだ！」と、作った私もびっくりしています。ですが、どうしてもヤンバルクイナに言って欲しかったんです。

　今や沖縄のアイコンとも言える存在のヤンバルクイナ。何度も絶滅の危機に瀕したこの鳥を守って来た人たちがいます。
　危機を作っているのも、そこから助けているのも人間。どちらも見て来たヤンバルクイナだからこそ言って欲しい、と思いました。
　
　同じ沖縄に生きる者同士、私たちはこれからどうするのか？「人間だからこそ、できること」。そのひとつがこのプロジェクトだと思います。

　皆様のご協力をお願いします。

　全ての生き物が笑える島になりますように。


　ここまで読み飛ばさずにお付き合い下さり、ありがとうございます。
　こんな駄文を読んでくれるなんて！
「心に余裕のある人だ！」
あなたがやんばるの道を走る時も、これくらいの余裕を持っていれば飛べない鳥が飛び出して来ても大丈夫！

演芸集団FEC　知念だしんいちろう

注）写真はやんばるでやったときの劇団の方々です。上段の左端の方が「知念だしんいちろう」さんです。