「ピアノリサイタル」開催のご報告です。

ご支援者様へ

 

　この度は、私のプロジェクトにご支援いただきまして誠にありがとうございました。６月１８日(土)にピアノリサイタルを開催し、無事終了いたしましたので、ご報告させていただきます。

 

 

　その日はお天気も良く、午前中からのリハーサルも順調に進みました。２月頃、ピアノの鍵盤が少し重いという情報があったので、「革命」の曲など少し心配しながら過ごしていましたが、　実際に弾いてみると逆に軽いではないですか・・！　ということで、

　指の感覚を一気に調整することになったのは少しどきどきしましたが、明るい音色のスタインウェイで、早くお友達になりたい！　思いだったので、どんどんつかめていったように思います。

 

 

　届いたスタンドのお花の素敵さに感動！して、　懐かしい方々のお顔も見えながら時は来て、演奏会は始まり・・　　「シンプル・ユーモア・天才モーツァルト。　３連符と歌うことシューベルト。　劇的に世界観をイメージしてから弾きはじめてベートーヴェン」で、あっという間に後半になり・・　　「落ち着いてドビュッシー。　歌ってねショパン。　集中力だよ、リスト・・」。

　細かいところや、自分の課題が今回の演奏を通して痛感することができたのは、やはり人前での本番の機会によるものと大変感謝しています。　そして最後のリストでは会場全体が一つになれたような感覚になれたのも、お客様あってのことなのですね・・。

　

 

　最後にお客様にご挨拶させていただいたのですが、「ご支援者様のおかげでこのような機会、舞台を用意していただき・・」で、じわっときて、「そして今日聴いていただいて本当に嬉しく・・」で涙があふれてきました。

　コメントや、達成の事実も背中を押してくださいましたし、　練習していても心強かったし、　人からの力・思いのお蔭だとただただ感謝の気持ちがこみ上げてきてしまいました・・。

 

 

　今回の本番を迎えるにあたり、私にとっては問題のメンタル面をどう調整していったらよいのか、　もがいていました。それこそ本番の前の日まで、ずっと考えていました。　最終的には「ありのままでいい」「自分に素直に」・・そんなシンプルな答えにたどり着いたのですが・・。

 

 

　この数か月、思わぬ貴重な体験をさせていただきました。　リサイタルが決まってから、ピアノに関する疑問がふと手にした本から解明されていったり、　小学生の頃ウィーンで習った先生からのお手紙をずっと持っていた同行した伯母から手渡され、そこに「音楽の女神」の絵が書いてあるカードが同封してあり、「これは、ぜひお守りに！」と思いバッグにしのばせて上京することができました。　精神的な支えになりましたし、　また当日のスタンドのお花も、演奏しながら見えていたので、大きな勇気をずっともらうことができました。

　毎日が充実し、とても楽しかった！です。　挑戦する、行動するって楽しい。　きついけど、充実感がたまらない。　まだ知らない世界、自分がいる。知らない人にも出会ってみたい、やってみたいこともある。　そんなわくわく感に包まれています。　そんな流れで、今回のリサイタルもこなせたように感じています。

 

 

　本当に、ありがとうございました。　演奏会終了後の会話、メールも頂いてありがとうございます。

「今日は本当に来てよかったです。」「歌うところは自分も歌っていました。流れに乗せられて、最後は本当に迫力がありました。」「カンパネラがよかったです。」「ドビュッシーがよかったです。」「渾身の力を振り絞った素晴らしい演奏ありがとうございました。」「あまりクラシックを聴いたことはありませんが、とてもよかったです。」「月光がよかったです。」「上がったなんて全然見えない。応援しています。」「元気をもらいました。」「素晴らしいピアノ演奏を目の前でお聴き出来て嬉しかったです。又リサイタルを楽しみにしています。」「深いです。」「感動しました。」

 

 

　次の日に行われたレッスンなども、よい思い出となりました。　何年も前からメールだけの会話から、実際にお会いできる日が来るなんて感無量でした。　　

　またこの二日間で、お花やプレゼントもたくさんいただきましてありがとうございました。

　私のホームページ・トップにて演奏会写真もどうぞご覧ください。

　またどこかで、ピアノを聴いていただけたら嬉しいです。　牧瀬 由紀子