秋トウモロコシで週8時間、年100万稼ぐ農業仲間を増やしたい!

支援総額
目標金額 1,000,000円
- 支援者
- 35人
- 募集終了日
- 2022年1月16日

滋賀県東近江市を拠点とした農業、人々へのサービス提供
#まちづくり
- 現在
- 0円
- 支援者
- 0人
- 残り
- 43日

10周年記念事業「東北ゼブラ会議 2026」開催!東北創生の次代へ
#地域文化
- 現在
- 940,000円
- 支援者
- 33人
- 残り
- 30日

中華そば煖々の復活と霞目まちのわ商店でつくる新しいまちのかたち
#地域文化
- 現在
- 170,000円
- 支援者
- 18人
- 残り
- 23日

今後の日本の生産者、消費者を救う自然栽培「半夏生米」にご支援を!
#地域文化
- 総計
- 56人

天草への情熱が生む | フィカス(無花果)が香る芳醇なクラフトジン
#地域文化
- 現在
- 710,000円
- 支援者
- 25人
- 残り
- 50日

市場流通0.1%以下の「国産ごま」を信州から全国へ世界へ発信
#まちづくり
- 現在
- 600,000円
- 支援者
- 27人
- 残り
- 9日

山北の風景を守りたい―生産者こだわりのみかんを届ける、私たちの挑戦
#地域文化
- 現在
- 280,000円
- 支援者
- 20人
- 残り
- 55日
プロジェクト本文
自己紹介 
非農家出身。しかし、農業経営者になりたい。そこから始まる30年 
はじめまして、ゆめのたねファーム代表の髙木宏道です。私は、自動車の町、愛知県豊田市で、トウモロコシ、キャベツ、カリフラワーを生産する農業経営者です。
私は中学生の頃から、自分で畑を持ち、自分で育てた作物を売るという事業としての農業経営に憧れていました。 中学卒業後は農業高校に入学。以来、農業一筋に励んできました。畑をいじっていないと落ち着きませんし、畑のことを考えない日はありません。それでも、農業経営が軌道に乗るまでには約30年が必要でした。
「私自身が非農家出身である」という事実は、
農業を0から始めることに対して、あまりにもハードルが高かったのです。
【非農家が農業に参入する際のハードル】
・農地の確保
・機械、施設などの高額な初期投資
・農業界の閉鎖的な体質
30歳の頃、自分の畑で農業経営することを諦め、中甲という農業法人に就職しました。その会社で栽培管理だけでなく人事などの一般管理業務や取締役として経営についての経験を積みました。 そして45歳のとき、捨てられない夢だった「農業経営者」になるため、会社を辞めて独立しました。農業経営者として成功するための再挑戦です。農業界の平均年齢は60歳以上ですから、45歳はまだまだ若手です。
秋トウモロコシとの出会い。予想を超える試練。そして、感動。
いろいろ試す中で、最も驚きと、リスクを併せ持つものが「秋トウモロコシ」です。文字通り、10月~11月末に収穫するトウモロコシです。
夏のトウモロコシを好きになってくれたお客様から「なるべく長くトウモロコシを食べたい、楽しみたい」という声を聞いたのが始めようとしたきっかけです。
種まきから苦戦。
前例がないことなので全てが手探りなのです。
常にできるのか?本当にトウモロコシは実るのか?と疑いながらも、できる限りで育ててみようと思いました。通常のトウモロコシ出荷は、7月中旬までの出荷ですが、もっと長期間できないかと5月~9月初めまで毎週種をまいてみました。
直接畑に種を蒔けば、600粒が全滅。
やはり現実はそう甘くなく、種まきの段階から幾度も失敗しました。
育苗しても発芽が50%。発芽しない種を見て、暑さのあまり蒔いた種がある温度以上では≪≪煮える≫≫のがわかりました。
秋トウモロコシを出荷するためには、初夏〜夏に種をまきますが、一方、通常のトウモロコシでは3~5月に種をまきす。種まき一つとっても、同じ温度では育たないため、工夫が必要でした。
それからは、発芽までは日陰、涼しいところで、時には、自室でエアコンつけて一緒に寝てました(笑)
他にもいろんなメーカーの品種を試してみたり、種まきの土の色や、種を蒔くトレイの色を変えて、種が25℃以上にならない工夫をしたりしています。
(種を蒔いて、芽が出た様子)
定植にふさわしい時期は、たったの1・2日。それを絶対に逃さない。
うまく発芽し、苗が育つと、こんどは定植ですが、トウモロコシではこの定植に適した時期がとても短いのです。 その時期を逃すとうまく生育しないので、一気に苗を定植しなければなりません。真っ暗になった夜の畑で、ヘッドライトをつけて作業したこともありました。
カメムシの大発生
定植が済み順調に生長して収穫が近づく頃、こんどは害虫との戦いです。トウモロコシの大敵はカメムシ。彼らは、実の糖度が上がり甘くなる時期を狙ってやってきます。しかも皮の外から針のような口を突き刺して果汁を吸うので、被害にあっていることが見た目にはわかりにくいのです。 多いときには3日おきに防除しても被害が拡大。被害を受けていない正品を探すのが一苦労。そんなときもありました。
育て切ったのは、
「自分で蒔いたものは≪絶対に収穫する≫」
という農家としての意地
結果、真夏に蒔いたものが秋に収穫できました。その濃厚な甘さに感動したことは忘れられません。
スイートコーンの最上級品に思えるほど、予想を超える甘さと濃さになった。
やっとのことで収穫できた秋のトウモロコシ。従来の旬と呼ばれる夏に比べて、どんな味になるか心配していましたが、その姿は、予想をはるかに超えました。
夏の物よりしっかり実が詰まり、ふっくらと弾けんばかりのトウモロコシの実。一口頬張れば濃厚な甘さと豊かな香り、その味はスイートコーンの最上級品です。
トウモロコシが大好きな方が「秋にも食べれるなんて!」と喜んでくれました。
また、自分自身のキャラクターもあるのか、トウモロコシのイメージが「真夏の元気な野菜」なので、ちょっと元気が欲しいという方が、食べて元気になったと話してくれました。
そして、食べてくれた人の一人が、「甘さだけではない、濃厚さがすごい!」と感動し、「濃密もろこし」という名前を自分の作物に名付けてくれました。
また、辛いことがあった時、切羽詰まって大変な時、そのとうもろこしを食べて、ほっと安心するおいしさに「涙が出た」と報告をしてくれました。
自分の作った野菜が、
「食べる人の "心" に響く作物になっている。」
それを感じることができた時は、本当に嬉しかったです。
もうひとつ。最大の敵は「台風」。トウモロコシの強い生命力。
そうなんです、秋トウモロコシの生産量が伸びない理由は「台風」です。
例えば2018年、栽培途中に猛烈な台風が上陸、豊田市を直撃しました。しかも2回も。栽培途中、1mほどに育った株はなぎ倒され、雨に叩かれ、文字通り緑の絨毯と化していました。
もう終わりだ...と見えたのですが、なんと生きていたのです。そして、トウモロコシ達は起き上がろうとしていました。
「生きていてくれてありがとう」
秋トウモロコシの生命力に、強い感動を覚えました。
なぎ倒されたとうもろこしを、1本1本引き起こしました。そして、大切に大切に育てたら、「ぎっしりとした実が詰まったとうもろこし」になってくれたんです。
栽培を始めた数年前には、秋トウモロコシの認知度は低く、秋収穫なんて…と揶揄されていたトウモロコシ。
最近ではマルシェなどへの出店機会も増え、指名して買いに来られるお客さんも増えました。
「あの味が忘れられなくて買いに来たよ!」
「もったいなくて冷凍して毎日10粒づつ食べてるのよ。」
などと声をいただけるようになりました。
また、直売所などでも、自分の名前のあるトウモロコシを見つけて買ってくれるお客さんも増えつつあります。
皆さんが、自分の作ったトウモロコシの味を認めてくれるおかげで、販売数は増えていくことができました。
しかし、その一方で、秋収穫に対しての栽培体制をしっかりと整えることが必要になってきました。
やはり、秋収穫のトウモロコシは、やはり夏収穫に比べて栽培のリスクが高いのです。強風で倒れてしまうと、実がつかない、ついたとしても奇形、不稔など、ロスは多くなってしまいます。
それでも、やっぱり秋トウモロコシの収穫を増やしたい。
露地栽培における天候の影響(災害も含む)からは逃れられません。
それでも、私は、露地栽培でのトウモロコシ栽培を続け、秋の収穫量を増やし、皆さんの手に届けていきたいと思います。
「秋にも、おいしいトウモロコシを食べたい。」
その、ありがたい声にきちんと答えていきたいです。
秋トウモロコシの栽培拡大のためには、自分一人でできることでは限りがあります。
そのため、「農業に興味がある。」という農家の卵さんの育成を行いながら、トウモロコシの栽培を行いたいと考えています。
それは、ただ栽培量を増やすためだけではありません。秋トウモロコシの栽培を通して、私の30年間の経験を、次の農業経営者みなさんと共有していきたいのです。
ただ秋トウモロコシの栽培量を増やすだけでない。
農家になって30年間の経験を生かし、
次の"農家の卵さん"が体験、学習する機会を提供する。
農家として独立し生計を立てていくためには、栽培方法だけでなく、どこに・何を・どう売るかといった販売戦略、そしてどのように作ったかを「伝える」マーケティングの知識を得ることも大切だと思います。
秋トウモロコシの栽培拡大をひとつの題材としながらも、自分自身が非農家出身から培った30年間の知識と経験を生かして、農業経営についての講座をつくり、農業経営者の仲間を増やしていきたいです。
「自分の畑を持って、自分で栽培した作物を販売できるようになりたい」
と思う農家の卵さんが、私を尋ねるようになってきました。
そういう方のために、秋トウモロコシをベースにしながら、農業の基盤となる考えを共有したいと思います。
一つの農作物を育てる、いや、育ててみせる!という心意気が商品価値となり、おいしさが倍増します。その心意気を、農業に興味のある人たちに伝えることで、自ら販売することで経営感覚を養えるのではないかと考えました。
■ゆめのたねファーム高木さんの畑にて、新規就農希望者が現場で実習している様子
■コロナ以前に開講していた、ゆめのたねファーム農業講座の様子
すでに農業をやっている人、興味のある人、新規就農して活躍している方などが今までに受講
■農家の卵さん■
- 将来的に農業を始めてみたい新規就農希望者
- 将来定年後には自分で育てた野菜を売ることで生計を立てたい社会人
- 新規就農したけれどあまり経営がうまくいっていない新規就農者
みなさまから支援して頂いたお金の使い道・今後のスケジュール
皆様からのご支援により、以下のようなスケジュールでプロジェクトを進行する予定です。
・返礼品の発送料
・クラウドファンディング手数料
・秋トウモロコシの栽培体制強化のための生産費(種、肥料、受講生用の農場準備など)
・講座開催のための会場費
・オンライン講座の教材作成
・秋トウモロコシの販売促進
●2021年11月10日ファンディング開始
●2022年1月30日ファンディング終了
●2022年2月資材の購入(種、肥料など)
●2022年3月下旬〜 夏トウモロコシ栽培開始 受講生指導開始
●2022年7月夏トウモロコシ終了
●2022年8月秋トウモロコシ栽培開始
●2022年10月ご支援いただいた方へ順次出荷
ご支援いただいた方と一緒に栽培を行います。(その様子を活動報告いたします)
●2022年12月(予定) オンラインでも学べる農業テキストの作成完了。
●2023年1月(予定) オンラインでも学べる農業テキストの講座リリース。
秋トウモロコシの栽培体制強化のための資材購入費(種子、肥料、受講生用農場準備など)、そして、秋トウモロコシを通じた人材育成のための教材作成費(オンラインソフトを含む)に当てます。
さいごに
お客さんに笑顔を。そして、農業の厳しさと楽しさを。
農業高校、大学、農業法人に見習いで入り、役員を経て、今露地野菜農家として3年経ちました。
農業歴は30年を数えますが同じ年、簡単に作れた年は1度もありません。
農業は毎年気候が変わります。また、技術、品種も日進月歩です。それだけ常に変化しているのです。裏を返すと「安定生産、安定供給」がとても難しく、できるようになるとそれだけで「武器」になります。
また物を言わないけど色や姿で何かサインを出している農作物の気持ちに応えてできたものを、自ら販売し、「美味しい!」「また食べたい」「元気になれた」と声を聞くと、本当にやってよかったな!と思えるし、この満足感は農業ならではの醍醐味だと思っています。
農業は素晴らしく、重要な産業ですが、どのように開業したらよいか、売れるものは何か、どこに質問したらよいか?などの情報が公開されておらず、閉鎖的な産業であることも確かです。
今回秋トウモロコシを教材として選んだ理由としては、種まきから90日で製品になるという特徴があります。
また、味が良く、珍しい商材であることから有利な販売ができる反面、台風、秋雨などの気象リスクも高いという特徴もあります。
それだけに、栽培管理の方法、一生懸命育てたかどうか、販売戦略はどうだったか、などが最終利益にはっきりと現れます。
秋トウモロコシ栽培を通じて、農業の厳しさ、楽しさを経験していただきたいと思います。
また、オンライン教材は、農業を始めるうえで最低限押さえたい項目をわかりやすく作成します。農業したいけど、どこに聞いたらいいのかわからない、せっかく作ったのに売れない、売る場所がない。資金がもたないなどの問題で、離農する現状があります。せっかく農業を志す、その思いの手助けになればと思い、作成していきます。
農業をひとつの事業としてみると、キャッシュフローは良いとも言えず、技術習得にも時間かかり、天候に左右されやすく、新規参入は厳しい事業です。
だからこそ今から取り組み、技術をたかめ、競争が少ない分野になると確信します。人にとって大事な「食」を支える、誇り高き仕事です。
自分の知識、技術、経験を伝えて、日本の、世界の「食」に少しでも貢献したい。そう思います。
まずは一緒にトウモロコシ作りましょう。
皆さんの応援の気持ちを感じながら、一生懸命作ります。
ゆめのたねファームの秋トウモロコシよろしくお願いいたします
<プロジェクト終了要項>
・運営期間
2022年5月1日~2022年12月31日
・運営場所
①トウモロコシ栽培指導場所 愛知県豊田市上郷町郷西41
②オンラインテキスト製作 愛知県愛知郡東郷町御岳1
③農業講座 支援者それぞれの場所
・運営主体
ゆめのたねファーム 代表 ファームクリエイター 高木宏道
・運営内容詳細
①5月~農業の基礎を指導し、8月~一緒に栽培開始、11月に収穫、一緒に販売し、カリキュラム修了
②ラジオパーソナリティーのスキルを活かし、農業の音声と、文書テキストを作成、農業希望者、新規就農者に提供する
③農業講座 実際に経営体に参加し、経営指導を行う。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
プロフィール
愛知県豊田市のゆめのたねファーム 高木宏道です。元気な農業、ワクワクする農業をするように日々農業しています。 もともとは非農家です。農業の奥深さを経験して、大学卒業と共に市内の農業法人に就職、米、麦、大豆を生産していました。 のちに米あまりが深刻になると予想し、水田での野菜栽培に着手しました。法人に勤めながら自分の農業を展開するようになっていきます。 アルバイトから社員、理事へと昇進し、組織改編後は役員となり、専務取締役となった時にかねてから進めていた自分の農業を専門に事業展開するべく、退任。45歳から「ゆめのたねファーム」として独立しました。 農業を活性化したい一心でこれからも進んで参ります。 アリのままの農業を伝えるべく、インターネットラジオ放送局 ゆめのたね で東日本第一チャンネル金曜日朝8時から農業ラジオ「ゆめのたねファーム」を好評放送中です。
あなたのシェアでプロジェクトをさらに応援しよう!
リターン
3,000円

全額支援で応援コース1「頑張れ!トウモロコシ栽培農家の卵さん」
感謝の気持ちを込めたお手紙を、メールにて送らせていただきます。
- 申込数
- 8
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年4月
5,000円

全額支援で応援コース2 トウモロコシ農家の卵たちを応援+ゆめのたねファーム専用ページへご招待コース
●お礼のお手紙につきましては、メールにてお送りします。
●活動報告はラジオパーソナリティーのスキルを生かして、
現場から実況メッセージを動画を専用Facebookページにて送ります。
●もちろん一緒に育てている方のメッセージも一緒にお送りします。
一緒にはたけにいる、育てている体感していただけることと思います。朝露のみずみずしさ、土や風の香り、作る楽しさ、厳しさなど、ありのままの畑、人の姿をお伝えします。
- 申込数
- 1
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年11月
3,000円

全額支援で応援コース1「頑張れ!トウモロコシ栽培農家の卵さん」
感謝の気持ちを込めたお手紙を、メールにて送らせていただきます。
- 申込数
- 8
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年4月
5,000円

全額支援で応援コース2 トウモロコシ農家の卵たちを応援+ゆめのたねファーム専用ページへご招待コース
●お礼のお手紙につきましては、メールにてお送りします。
●活動報告はラジオパーソナリティーのスキルを生かして、
現場から実況メッセージを動画を専用Facebookページにて送ります。
●もちろん一緒に育てている方のメッセージも一緒にお送りします。
一緒にはたけにいる、育てている体感していただけることと思います。朝露のみずみずしさ、土や風の香り、作る楽しさ、厳しさなど、ありのままの畑、人の姿をお伝えします。
- 申込数
- 1
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年11月
プロフィール
愛知県豊田市のゆめのたねファーム 高木宏道です。元気な農業、ワクワクする農業をするように日々農業しています。 もともとは非農家です。農業の奥深さを経験して、大学卒業と共に市内の農業法人に就職、米、麦、大豆を生産していました。 のちに米あまりが深刻になると予想し、水田での野菜栽培に着手しました。法人に勤めながら自分の農業を展開するようになっていきます。 アルバイトから社員、理事へと昇進し、組織改編後は役員となり、専務取締役となった時にかねてから進めていた自分の農業を専門に事業展開するべく、退任。45歳から「ゆめのたねファーム」として独立しました。 農業を活性化したい一心でこれからも進んで参ります。 アリのままの農業を伝えるべく、インターネットラジオ放送局 ゆめのたね で東日本第一チャンネル金曜日朝8時から農業ラジオ「ゆめのたねファーム」を好評放送中です。










