ゆらりの名称の由来

ゆらりの名称の由来は、

障害を持って外で産まれ、放置された小さな命。

その保護猫の名前からとりました。

 

実は、ゆらりを立ち上げるにあたって、のちに理事となる重要なメンバーがおりました。それまでも一緒に活動してきた大切な仲間でしたが、設立2年半で若くしてこの世を去ってしまいました。

ゆらりという名前は、その大事な仲間と団体設立に向けて動き出した際に保護した一匹の猫に由来しています。実は私自身は、「ゆらり」と一緒に過ごすことはなかったのですが、「ゆらり」との出会いが、私たちの活動を動かすきっかけとなったのです。

 

 

●「ゆらり」との出会い

 

ある日、TNRの依頼で市外に伺うと、そこにはゆらゆら揺れた子猫を含めた複数の飼い主のいない猫がいました。
相談者は、その揺れている子猫のことを知っていたものの、何軒かの相談先で断られ、やっと私たちに辿り着いたと話してくれました。

私たちはすぐにその揺れている子猫を保護し、兄弟猫たちも一緒に引き取りました。成猫たちはTNRを行い、「ゆらり」以外の子猫たちは新しい家族の元で幸せに暮らしています。

保護した際に、「ゆらゆら揺れてるゆらりちゃんだね〜」と話していて、そのままその子猫の名前は「ゆらり」となりました。

 

 

●いまの「ゆらり」

「ゆらり」は保護後、初期医療をし、最終的には大学病院で検査を受けましたが、揺れている原因は特定できませんでした。そのため、理事の家で終生保護とし、現在は亡くなった理事に変わり、そのご家族が愛情をもって面倒を見てくれています。「ゆらり」は今、障害を抱えながらも元気に楽しく暮らしています！

団体の名前を決める時、印象的な子の名前にしようと候補を出しあって、最終的に「ゆらり」の名前に決めました。