【コースタル日本代表】選手選考とは

本日はコースタルローイング委員会の武田さんから新着情報をお届けします！

日本のコースタルを長らく牽引されてきた方であり、日本代表の選考に大きく関わってきております！

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こんにちは。日本ローイング協会コースタル委員会の武田です。

今日は「コースタル日本代表の選手選考」についてご紹介します！

コースタル競技にはコースタルとビーチスプリントファイナルの２種目が存在すること、そのうちビーチスプリントファイナルがオリンピック種目として採用されたこと…は既にご存知のことかと思います。（もしまだご存知無いという方、ぜひ過去の紹介文もご一読ください！）

さて、ビーチスプリントファイナルの選考会はずばり言うと一発勝負のトーナメントで決定しています。

昨年の例では、種目別に愛媛県の今治と神奈川県の葉山で実際にレースを実施しまして、ここでの勝者がイタリアで行われた世界選手権の本戦に出場しました。ある程度の絞り込みを行うため事前に選手個々の体力データを計測した上で選考会を設定しくのですが、これらはあくまで参考値。本番に何が起こるかわからない、ビーチスプリントファイナルならではの競技特性を重視し、実際のレース形式での勝者が文句なしの代表！となる形式で行っています。

単発のイベントで決まるのはシンプルである一方、まだまだ環境整備できていないこの競技、準備が毎回大変です。会場となる海岸水域で安全に競技を実施するためには、役場や土木事務所、地元漁師、海の家等といった方々との再三の打ち合わせや許認可が必須ですし、安全監視の確保についても地元ライフセーバーの協力なしには出来ません。艇も毎度運搬して現地へ位移送するのでそのルートや駐車場の確保も重要な要素です。

当日に至っても潮の満ち引きや波高、風といったコンディションが揃わないと安全に選考会を実施できません。刻々と変化する海面が相手である以上、予定していたスケジュールを変えざるを得ない場面も時として発生するので、運営側は一瞬たりとも気が抜けません。

臨機応変に微調整しながら緊張した運営を2日間にわたって行い、最後の決勝レースで無事に代表選手を決定できた時には、喜びに湧く選手の裏で無事運営できた安堵で緊張感が抜け、スタッフは疲労困憊でフラフラでした。

終了後は恒例ビーチクリーンを皆で行うのですが、代表選考会であってもこのときには皆が一体となって、ファミリーのような雰囲気の中で片付けが行われていきます。この競技のもつ、素敵な側面だといつも思います。

さてオリンピック種目と決まったいま、ローイング協会では国際的な競技力を高めていく必要性を強く感じています。より能力の高い選手を広く集めて絞り込んでいく方式を取り入れていくことを模索しており、同時に本番に向けて代表となった選手の競技力を向上させるための強化手法についても模索しています。

今年の世界選手権に向けた選考会もぜひ多くの方々に現地で観戦していただき、ビーチスプリントファイナルの迫力と、代表決定のスリルと生で体験してもらいたいと思います。

この海岸だらけの日本で世界に負けない選手を育成できないわけがありません。コースタル、ビーチスプリントファイナル競技は、日本にとって大きなチャンスがあります。今回皆様にお願いしているクラファン資金はそのための活動を加速させる重要な原資となり、選手を世界に送り出していくエネルギーになるのです。

どうか我々と一緒に大きな夢を掴みにいきましょう！
共に世界で至高のメダルを勝ち取りましょう！
ご支援、どうか宜しくお願い致します！！