W杯連続出場に挑む選手から応援メッセージを頂きました！

 

前回である2017年開催の第３回W杯に日本代表として出場され、
主力として活躍されたYokohama Crackersの三上勇輝選手から
当事者のコメントおよび応援メッセージを頂きました！
 

『
Yokohama Crackersの三上勇輝です。

私は先天性の脳性麻痺で普段から電動車椅子を使用して生活をしています。
電動車椅子サッカーは小学３年生から取り組んでいまして、選手歴は20年以上になります。
長年やってきたので私にとって電動車椅子サッカーは生活の一部になっています。

 

サッカーを通じて日本中や世界中に仲間ができました。
サッカーをやっていなかったら知り合わなかったような方々と出逢うことができて
よく呑みに行ったりすることもできていて、日々それを嬉しく感じています。

 

しかしながらコロナ禍になり大好きな呑みに行ったり人との接触が制限され、
私達のチームが普段使っている体育館などの施設も使えなくなりました。
練習ができない状況の中で、電動車椅子サッカーが生活の一部になっていた私はフラストレーションが溜まっていましたが、
屋外練習など、そんな中でもできる練習をしようと、それまで自分で買ったことがなかったサッカーボールを初めて買いました。
私がいる関東ではご存知の通り感染者が多かったことと、
電動車椅子サッカーのチームも多い地域だったことから、
私達のチームのように全然練習できないチームばかりで、
東京には解散してしまったチームもあります。
今年のゴールデンウイークに開催されたチャンピオンシップ（全国大会）では、練習不足が響いて満足な結果とはいきませんでした。

 

また、私は共生社会に対する願いがあります。
小学校から大学まで普通の学校に通い、今は一般企業にアスリート枠で雇用してもらっています。
「障がい者」だからとアンコンシャスバイアスでイメージを持っていらっしゃる方々が多いような気がしますが
タバコが好きな人もいれば、皆さんと同じくお酒も好きな人もいれば、良い人も悪い人もいて、
障害があること以外の大部分は皆さんと同じ普通の人間であって、
一人の人間としてコミュニケーションして欲しいと思っています。

 

私は電動車椅子サッカーの魅力として、電動車椅子の乗ることで年齢や性別、
さらには障がい者も健常者も平等に戦える・楽しめる環境が作れると考えているので、
AKIR-A-RIKA（あきら）さんの提案された企画のように、
障がい者か健常者かと分け隔てなくサッカーを楽しんでもらえるようになれば、
お互いに理解し合えるダイバーシティ＆インクルーシブな社会に近づくと思います。
また、より広がっていくことによって、私のようなアスリート枠で一般企業に雇用してもらえる
当事者の方々が増えるようになって欲しいと思います。

 

電動車椅子サッカーの発展やダイバーシティ＆インクルーシブな社会に近づくために、
ご支援頂けたら幸いです。

 

Yokohama Crackers

三上勇輝
』

 

先月２３の午後から明日２４日の夕方にかけて開催された
第４回W杯に向けた最後の日本代表選考合宿に招集された１５名の選手の中に三上選手も含まれていました。
次回W杯日本代表選手への選出、そして今後の電動車椅子サッカーのTOPシーンを引っ張っていく存在として注目されています。

 

彼らに未来を繋げられるよう、本プロジェクトのご支援をよろしくお願い致します！