害獣駆除

ご支援ありがとうございます。
皆様のおかげでプロジェクト成立まであともう一歩のところまできました。

明日4月1日からは猟期を外れ「鳥獣被害防止 」として野生獣を捕獲する事となります。

一般的には「害獣対策」「害獣駆除」などと言われています。
鹿、猪をはじめ野生獣の事を「害獣」などと呼びますが私自身はこの呼び名については好きではありません。
人間にとって害があるだけで野生獣自身にはまったく罪はありません。

人間が環境を保護しないため、里山がなくなり餌がなくなったため仕方がなく人里に下りてきて農作物を荒らし被害を及ぼします。
その被害額は甚大でここ養父市でも年間7000万円以上の農業被害が報告されています。
その理由の一つとしてハンターの不足も深刻です。
人間と共存するための個体数をはるかに超えてしまったため、鹿や猪たちは山を下りてきてしまいます。

以前は村に多くのハンターがおり、個体数を維持していましたがハンターの
高齢化が進み狩猟自体が難しくなった為もあり個体数が増えすぎています。

また、プロジェクトのページにも記載していますが捕獲された野生獣のそのほとんどが放置され利用される事はありません。
放置される理由のひとつはその引受先（食肉処理場）がない事もあります。
信じられないかもしれませんがここ養父市でも年間3000頭以上が捕獲されているにも関わらず食肉処理場はありませんでした。

先日、プロジェクトの支援者の方からもっと
鹿や猪を捕獲する事が社会の役にたち、食肉として利用する事は命の大切さを伝える事ではないかとアドバイスをいただきました。

1.自然環境を守る為に野生獣の捕獲は必要です。
そうして捕獲した野生獣は
2.生きとし生けるものとしてきちんと利用するべきです。

皆様から頂戴したご支援は2つの目的の為に役立てたいと思います。
引き続きご支援賜りますよう。よろしくお願いいたします。