【これまでの設計案①】4/16 リノベーション設計ミーティング

自分たちは3/28の公開セミナー以降、建築家の増田信吾さんに空き家の設計案を見てもらってアドバイスを頂くミーティングを何度か行ってきました。

その過程で出してきた多種多様な案をこれから活動記録として掲載していきたいと思います。

なお、設計するにあたって最初はアイデアの幅を広げることを重視し、予算の問題をいったん置いて設計しています。こうして生まれた様々な要素の中から本当に良いものを抽出し、予算面と照らし合わせながら実際の設計に移っていきます。

4/16

初回の提案は居住するなら何が欲しいかのヒアリングから始まりました。ヒアリングの中から様々な欲しい機能が挙がり、その中から「シェアハウス × 民泊」の設計提案を行いました。

既存の玄関を突き当たりまで伸ばして通り庭とし、その上部を吹き抜け火袋を設ける案となっています。

火袋と通り庭を設けることで1階に共用部を設けた際に空間が間延びしてしまうことを防ぎ、東面の開口と合わせた採光によって作業効率の向上を目指しました。また火袋ではこの家特有の構造が露出し、建築の面白さを見つけることの誘発も考えました。建築の観点からのまちづくりとしても考えた要素となりました。ハードと合わせてファサード部分に地域の方も書き込むことのできる掲示板を用いた地域マップや、シェアサイクルの拠点として用いた観光マップの設置などのソフト部分を含めた提案を行いました。

初回の提案では機能を取り入れることに目を向けすぎたことにより、間取りや建具が考えきれていなかったためこの家での生活風景を想像することができないこと、またこの方法でしかこの家の面白さ、特異性を活かせないのか等のご指摘をいただきました。

このエスキスにより私たちの視野の狭さや手数の少なさを感じました。ここからこの空き家の設計提案がスタートしました！