日本認知科学会で研究発表をしました

こんにちは、新潟大学の新美です。前回の活動報告でお知らせしました通り、日本認知科学会の大会（於・早稲田大学）で発表を行ってまいりました。

今回の発表内容の概要は発表論文集に掲載されており、どなたでもご覧になれます。集団にマイノリティが1人でも含まれる確率を考えるとき、正確な計算は難しいので、いろいろな代替手段（方略）が使われます。今回は、正確な推定を導きやすい（過小視が起こりにくい）代替手段に誘導するにはどんな情報提示方法がよいかを検討したものです。

実際の発表会場のようすはこんな感じです。学会発表ではよくある「ポスター発表」という形式で、研究内容をまとめた大きなポスターをボードに張り出して、その前に立って説明するというものです。写真では小さいですが、ポスター右上に「本研究はクラウドファインディングのご支援により実施されました」と謝辞を記載しています。

2時間ほど立ちっぱなしで、しかも結構な声量で話すので（会場はそこらじゅうで議論しているので騒がしいのです）なかなか疲れますが、おかげさまでいろいろな方に本プロジェクトの研究をお伝えすることができ、ご意見もうかがうことができました。

現在はさらに研究を進めて、どんな説明のしかたをすれば集団にマイノリティが1人でも含まれる確率を直感的に理解しやすくなるかを検討しています。研究成果は、引き続きこの「活動報告」でもお知らせしてまいります。どうぞよろしくお願いします！