佐藤晴彦先生遺著『近世漢語の新研究』の刊行
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寄付総額

2,610,000

目標金額 5,700,000円

寄付者
187人
募集終了日
2024年12月30日

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2024年10月25日 20:29

プロジェクト25日目

本日もご支援とコメントをどうもありがとうございました。

『近世漢語の新研究』第一章「『三言』における馮夢龍の創作」第一節「馮夢龍の言語的特徴を探る」の1.1.3「『清平山堂話本』『熊龍峯小説』と『三言』―馮夢龍の言語的特徴を探る」の冒頭部分は以下の通りです:

 

 はじめに

 馮夢龍が編集した話本集『三言』の、それぞれの作品がどの時代のものであるかという問題について、これまで主として文学の面からさまざまな意見が出されてきたのであるが、それはそれなりに意味のあることであろう。しかし、筆者には、その根拠とするところに納得がいかぬ事が少なくなく、この問題を語学的な観点から扱うことはできないものかとかねがね考えてきた。
 『三言』の中でも早期白話の特徴をより強く残している巻については、すでにいくつかの論考があり、筆者も若干の意見を述べたことがある。しかし、それとは逆に、『三言』の中に馮夢龍の創作と考えられるものはないのであろうか、あるとすれば、それを語学的な立場から何とか証明できないものかという観点からの研究はほとんどなされてこなかったといってよい。もちろんそれをなすのは容易なことではないことは想像がつくし、それをなすには、何よりもまず馮夢龍の言語的特徴が一体どういうものであったのか、ということを明らかにせねばならぬであろう。その試みとして、筆者はまず夢龍が増訂したとされる40 回本『平妖傳』(新本)に着目し、それを20 回本(旧本)と比較することにより、両本間には言語の面でかなりの断層があることを明らかにし、40 回本の増補部分の言語特徴こそ増訂者馮夢龍の言語特徴であることを証明した。

 

引き続きご支援をよろしくお願いします。

ギフト

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