佐藤晴彦先生遺著『近世漢語の新研究』の刊行
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寄付総額

2,610,000

目標金額 5,700,000円

寄付者
187人
募集終了日
2024年12月30日

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2024年12月06日 21:50

プロジェクト67日目

本日もご支援をありがとうございます。

『近世漢語の新研究』第二章「異体字繋年論」第一節「小説編」2.1.2「金瓶梅」の2.1.2.1「『金瓶梅詞話』をめぐって」の冒頭部分は以下の通りです:

 

 はじめに
 筆者はこれまで拙稿「『三遂平妖伝』は何時出版されたか?」、「国家図書館蔵『水滸伝』残巻について―“ 嘉靖” 本か?」などにおいて、異体字の変遷を根拠としてその成立時期や出版時期について論じてきた。その過程で、とりわけ『水滸伝』の成立時期を論じた時、どうしても気になってきたのが『金瓶梅詞話』の成立時期である。
 『金瓶梅詞話』の成立時期は嘉靖期なのかそれとも万暦期なのか、これまでに何度も議論がなされてきている。しかし、それを問う前に『水滸伝』の成立時期が先ず問われなければならないだろう。『金瓶梅詞話』が『水滸伝』をベースに成立した以上、先の水滸伝の成立時期が明確にならなければ、当然金瓶梅の成立はそれ以上遡れないわけであるから、金瓶梅の成立もはっきりしなくなるからである。佐藤2005はまさにその問題を取り上げ、「国家図書館蔵の水滸伝の残巻は嘉靖期に成立したのではないか。」との結論を得た。
 さあ、次は金瓶梅と思っていたのだが、ただその思いはあっても実際着手してみると事はなかなか思い通りにはかどらず、いたずらに時間ばかりが過ぎてゆく。今回は時間的な関係もあり、すべてを調査できたわけではなく中間報告というかたちでしか公表できないのが残念である。調査した回数は1
回~12回及び50 回~100回の62 回分で、全体の6割強にあたる。こういう不完全な形でも公表する気になったのは、那辺に問題があるのかということを示すのが急務と考えたからである。ためにいろいろな面に話題が飛ぶと思われる。「『金瓶梅詞話』をめぐって」という曖昧模糊としたタイトルにした所以である。

 

引き続きご試験をよろしくお願いします。
 

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