
支援総額
目標金額 1,200,000円
- 支援者
- 24人
- 募集終了日
- 2025年4月18日
笠木絵津子「現代物理への旅」2024年度その2_映像「小林誠」
小林誠博士は、2008年にノーベル賞を受賞された世界トップクラスの理論物理学者である。この時同時受賞された益川敏英博士、南部陽一郎博士は既にこの世に無い。
受賞の対象となった論文は、益川博士と共同で1973年に発表された「弱い相互作用の繰り込み可能な理論におけるCP対称性の破れ」である。CP対称性とは粒子と反粒子を同等と考える対称性で、現在の自然界は反粒子が消滅しているので、CP対称性は破れている。2人は、世界をつくる基本粒子であるクォークの種類が6個あればCP対称性の破れが説明できると指摘した。
その後、予言通りクォークは6個まで発見され、2001年7月にはKEKのベル実験とアメリカSLACのババール実験が粒子と反粒子の対称性の破れを定量的に検証して、小林・益川理論が正しいことが証明された。ノーベル賞授賞は彼らの論文発表から35年経っている。
笠木絵津子「現代物理への旅」では、2024年6月と9月の2回、80歳となられた小林博士にインタビューさせていただいた。小林博士はその時つくば市の高エネルギー加速器研究機構KEKの特別栄誉教授となられていたので、小林・益川理論を検証したベル測定器の後継器ベルIIと、B中間子と反B中間子を衝突させる加速器KEKBの後継器スーパーKEKBを撮影させていただくことが出来た。ベルIIとスーパーKEKBは、素粒子の標準理論を超える新しい物理現象を探究するために2018年から稼働している。
私は、1970年代の京大基礎研助手時代に、当時理学部助手であった小林博士と国際会議等で共に働いたことがある。また、1980年代にはKEKの大型加速器トリスタンの建設過程を撮影したこともあって、今回の取材は大変懐かしいものとなった。
2024年度のテーマの一つを「小林誠」と決めたのは、「現代物理の様々な側面を多面的に取材する」という目的の中の一面として「理論物理学的思考とは何か」をインタビューしたかったからである。物理学が何を深めようとしているのかを小林博士に語っていただくことは、世界中の一般市民が未来の科学の在り方について考えるのに大いに参考になると思う。
また、どのようにして検証実験が進むのか、標準理論を超える新しい物理現象についてなど、具体的な最先端の現場についても語っていただいた。
最後に、次世代の若者へのメッセージとして、1940年代には物理学が原爆を生んだが、未来には物理学以外の分野で人類の脅威が生まれる可能性も高いことを忘れないようにして欲しい、とおっしゃった。
その後、11月には小林博士と益川博士が出会った名古屋大学物理学教室を訪ねた。ノーベル賞受賞を記念して新しく創設された素粒子宇宙起源研究所の中を見学し、科学コミュニケータ―の高橋将太氏のアテンドで、素粒子論研究室の研究講演を撮影させていただいた。
リターン
3,000円+システム利用料

活動報告メールコース
●感謝のメールを送ります
●ビキニ取材終了後に報告メールを送ります。写真はイメージです
- 申込数
- 9
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年6月
5,000円+システム利用料

岡本太郎美術館「原爆×芸術」展ポスターお届けコース
●感謝のメールを送ります
●映像「ビキニ」が上映される川崎市岡本太郎美術館「原爆×芸術」展(2025年7-10月開催)のポスターを送ります。写真はイメージです。ポスター完成は6月の予定、出来上がり次第郵便発送いたします
- 申込数
- 3
- 在庫数
- 97
- 発送完了予定月
- 2025年6月
3,000円+システム利用料

活動報告メールコース
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