メンバーの思い③

「スポーツを通じて希望をつくる事」

ケニア支部メンバー　友永達朗
 
頑張っている人が平等に報われる世の中になって欲しい。そういう思いから、この活動に参加しています。
　私は2017年から2年間、青年海外協力隊員として、ケニア西部のウクワラと言う小さな村で活動をしていました。水道も舗装路もなかったけど、子どもたちの無邪気な笑顔と、村の人の優しさに救われて、2年間活動する事が出来ました。
　2年も住むと、旅行では見えない事も地域の深い事情も見えてきます。活動で仲良くなった小学校の校長先生に、助けてほしい生徒がいると連絡をもらいました。そこで会ったのが、当時最高学年のマイケル君。彼は両親が離婚し家族が離散して、叔母さんの家で育てられていました。家は貧しく、夜はロウソクの火で勉強をして、学年一位の成績を取っていました。でもお金が無いので、進学も、将来の夢も諦めないといけない状況でした。私はマイケルを通じて、頑張っても報われない社会がある事を知りました。
　世の中には不平等があると思います。でも、機会(チャンス)さえあれば、少しずつ状況は変わると信じています。キベラスラムの子どもたちも、1日1食の食事で学校にも行けないと、犯罪や薬物にも手を出してしまうと思います。
そこに希望を作るべく、キベラA-GOALリーグでは食事提供とサッカーリーグの実施を行っています。既にリーグからはたくさんの成功事例が生まれています。頑張っている彼らと一緒に、より良い未来を作っていきましょう！