「一歩先の幸せを」伊藤ちさと

 

　

　みなさま、本日も温かいご支援ありがとうございます。心より感謝申し上げます。

 

　はじめまして、Michiiii8期の伊藤ちさとと申します。

 

　今回のプロジェクトをはじめ、多くの方々の支えで私たちの活動が成り立っていることをより実感しております。ありがとうございます。

 

　私がMichiiiiに入ってもうすぐで1年になります。この1年、今までは考えたことのないことをたくさん考え、自問自答をくりかえしてきました。幸せってなんだろう、ボランティアってなんだろう、どのようにすれば自分本位でない子どもたちのための活動になるのだろう。

 

 

 

　カンボジアは確かにまだ貧しい発展途上国です。しかし実際にカンボジアを訪れるとそのイメージが上書きされます。子どもたちの屈託のない笑顔、青々と茂る木々、東京では考えられないほど高く感じる青い空、どれもキラキラしていて訪れるたびに胸が高鳴ります。

 

 

　けれども、それと同時に私たちはカンボジアの負の面も見なくてはならない責任があります。豪雨の中見学したスラム街、息も詰まるようなトゥールスレンの独房、日本にいるだけではわからないカンボジアの現実がそこにはあります。

 

 

　私は子どもたちがあまりにもキラキラしているから、もしかしたら貧しくても幸せならそれでいいのではと思ってしまったことがあります。しかしそれではダメだと今は強く思います。一定の物質的な満足があって初めて、次への幸せを考えられると気付いたからです。

 

　私は子ども達に今も幸せだったとしても、より幸せになってもらいたい、そう思っています。まずは物質的支援から始め、それが最終的に精神的な支援につながればと思います。そうすれば子ども達の大きな医者や教師になりたいという夢も夢じゃ無くなるかもしれません。

 

 

 

　その支援の一つが今回の教室増築プロジェクトです。日々勉学に励む子ども達により良い学習環境を作ってあげたいと思います。

　

　みなさま、ご協力お願いいたします。