
マンスリーサポーター総計
「今市事件」の取り調べ録画は、本当に「真実」を映していたのか?
今市事件について、「これは本当にえん罪ではないのか?」と疑問を持っている皆さん。
いつも関心を持っていただき、ありがとうございます。
裁判では、被告人の「自白」が重要な証拠として扱われています。そして、その「自白」が本人の意思で語られた「信用できるもの」であることを裏付けるために、検察官は"取り調べの録音・録画(可視化)"の映像を証拠として提出しています。
しかし、その「録画データ」の使われ方に、私たちは大きな疑問を持っています。
弁護側の反論に、検察官は答えていない
裁判で、弁護側(弁護士)は、検察官が「証拠だ」と主張するもの(自白や状況証拠)について、「その証拠はおかしい」と、一つひとつ具体的に反論(反証)しています。
それにもかかわらず、検察官はそれらの反論にまともに答えようとせず、「自白は任意性(本人の意思)があり、信用性もある」と繰り返すばかりです。
弁護側の鋭い指摘から目をそらし、「自分たちの証拠は正しい」とどうして言い切れるのでしょうか?
都合の良い部分だけを切り取った「7時間」の映像
さらに大きな問題が、録画データの「時間」です。
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"取り調べの総時間:約255時間"
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"そのうち録音・録画された時間:81時間"
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"検察官が裁判所に提出した時間:たったの7時間"
驚くべき数字です。
取り調べ全体の時間は255時間もあるのに、そのうち録画されたのはたったの3分の1(81時間)。 そして、裁判で「証拠」として流されたのは、"わずか7時間"です。
これは、検察官が「自分たちの主張に都合の良い場面」だけを81時間の中から切り取って(=編集して)提出している、と言われても仕方がありません。
また、本来であれば取り調べの255時間、全てを録音もしくは録画しておくべきだったのではないでしょうか。
録画されていない場面で起きていた「恐ろしい強要」
では、提出されなかった74時間(81時間-7時間)や、そもそも録画さえされていない174時間(255時間-81時間)には、何が起きていたのでしょうか。
実は、そこには被告人にとって「不都合な真実」ではなく、"検察官にとって「不都合な真実」"が隠されています。
提出されていない場面では、以下のような「自白の強要」が行われていたことが示唆されています。
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"黙秘権(話したくないことは話さなくてよい権利)の侵害"
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"防御権(弁護士が被告人を不利益から守る権利)の侵害"
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"「自白しないと無期か死刑だぞ」という脅迫"
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"「自白すれば20年で出所できる」という利益誘導(アメとムチ)"
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"(報道によれば)取り調べ中に自殺未遂を図るほどの過酷な状況"
もし、このような脅迫やウソの約束によって「自白」させられていたとしたら、それは本人の自由な意思で語られたものではありません。
公平な裁判のために
検察官は、被告人に「有利になる場面」も隠さず、すべて裁判所に出すべきです。 7時間という、切り取られた映像だけを見て、果たして「公正な判断」ができるのでしょうか。
この事件の「真実」を知るためには、隠された証拠がすべて開示される必要があります。
私たちは、この不公平な状況を強く訴え続けます。

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