CHOP3週目ビンクリスチン

本日4回目の抗がん剤治療に行って参りました。

点滴前の採血が嫌いらしいムチ子は、待機中も既に帰宅を所望している様子……。

血液検査結果は異常無しで、今週もGOサインが出ました。(好中球数？白血球数？が2000を下回ると、その週は抗がん剤投与見合わせになるらしいです)

 

少しふっくらして、肉も付いたかな？と思ったのですが、体重は変わらず3.2kg。年末から600gも落ちたままなので、何とか食べさせたいです。(リンパ腫はとにかく食べられなくなって痩せて衰弱してしまうので、最早何でも良いので食べさせて下さいと言われています)

 

先生から「先週のシクロフォスファマイド効きましたね。明らかに腫瘍が小さくなってます！目も外に押し出されていないし、瞬膜も見えなくなっています！」と太鼓判頂きました。

 

１回目のビンクリスチンが殆ど効かず、酷い状況だったのと比較すると、頭部の変形も収まり、嘘のような回復っぷりで私も本当に嬉しいです(が、昨日から少しクシャミがぶり返し始めたので、やはり予断は許されない状況だということを忘れないように注意しています)。

 

今回はこの結果を踏まえて、ビンクリスチンの用量を0.5から0.6弱まで増やしました。20%アップということで、副作用も強く出る可能性があると言われています。　

 

中でもビンクリスチンは腸の粘膜にダメージが強く出るらしく、前回と同じように3日分のボミットバスターを処方して頂きました。症状としては5日目まで残るかも知れないと。

 

前回は効果が見られないどころか、吐き気で6日間ウェウェ、発熱でぐったり、数分置きに鼻汁を拭いて上げないと顔面と周囲が鼻汁だらけになる上、固まって呼吸出来なくなるような有り様だったのを思い出すと、私も胃が痛いです。24時間体制で看病していても、娘の頭部と顔面が変形して行くのを見るのは、かなり堪えます。

 

今回は嘔吐するかもということで、あまり酷い場合は病院に来てねとのことでした。

 

抗がん剤治療は本当に怖いです。それまで良く効いていた薬が突然効かなくなったり、同じ薬なのにAちゃんは副作用0で、Bちゃんは副作用強過ぎて緊急搬送とかあるらしく……。頼む、このまま順調に行ってくれ！！

 

そして、これが今回の明細書です。

初めて知ったのですが、猫専用の抗がん剤は存在せず、人間用の抗がん剤を流用しているため、１瓶の5分の1とか10分の1とかしか使用せずに、残ったものは全廃棄らしいのです。そのため、用量増やしても治療費は変わらないということでした……。これを聞いて、

 

凄く勿体ない！！その廃棄される抗がん剤で救える命も沢山あるはずなのに！！

 

と思ったのは、私だけではないはず。医療現場では現状どうしようもないことなのかも知れませんが、近い将来良いシステムが構築されることを祈ります。

 

副作用の経過などは、またご報告します。ご飯についての試行錯誤の話はTumblrの方で。本日は最後に、最近カルガモムチ子となって、部屋中私の後を付いて歩く娘の話を少し。元野良なので、今まで一切そんなことはなかったのですが、今は私が一緒じゃないとベッドにも入らないという……。横を見れば、そこにはいつもムチ子の姿。

体調が悪いからか、それとも子どもの頃を思い出しているのか。母猫にくっついて歩いて、寄り添って眠る子猫のようになっています。性格も若干丸くなったようです。

 

この子が温かいベッドで、家族と一緒に穏やかに眠れる日々が長く続くよう、ママも全力でサポートします。