【４日目】児童養護施設CCH訪問

【児童養護施設でのボディパーカッション！】

ついに練習の成果を発揮する時が来ました！！児童養護施設CCH(Center of Children's Happiness)の子どもたちとの交流です。

ボディパーカッションや日本の曲の合唱に加え、子供たちと一緒にカンボジアの伝統曲を合唱したり、その内のArapiyaという曲をピアニカで合奏したりしました。

山田先生は、この児童養護施設を訪問するのが４度目ということもあって、子供たちはボディパーカッションの挨拶で私たちを迎えてくれました。このとき、子供たちには日本で予想していたよりはるかに音楽的感性があると感じました。山田先生が最初にカンボジアを訪問なさったとき、子どもたちには拍節感すらなかったと伺っていたからです。午前中に一緒に活動した低学年より、午後に活動した高学年の方が上手に挨拶をしてくれて、ボディパーカッション教育は子どもたちが継続して音楽的感性を養っていくのに有効だと確認することができました。

一方で子供たちは、その他全てのアクティビティでも、体全体を使って楽しみながら一生懸命音楽を学んでくれました。ボディパーカッションだけがカンボジアの子どもたちにとってすべてではありません。

ボディパーカッションで拍節感を養うことができれば、子どもたちは、そこから一歩踏み出してどんな音楽でも作り上げることができるはずです。子供たちとカンボジア伝統曲でセッションしたとき、そこにいる全員とカンボジアという地が一つになったような一体感が生まれ、とても満たされた気持ちになりました。

外国からの支援や開発事業が盛んなカンボジアでは、クメール文化の継承が危機に瀕しています。私たちは、ボディパーカッションで身に付けたリズム感を基に音楽的感性を養うことで、カンボジア独自の素晴らしい文化を彼ら自身で守っていってくれることを期待しています。