孫のように可愛いニホンミツバチの巣箱を補修し、飼育を続けたい
孫のように可愛いニホンミツバチの巣箱を補修し、飼育を続けたい

支援総額

370,000

目標金額 350,000円

支援者
24人
募集終了日
2020年5月20日

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2020年04月17日 22:27

ニホンミツバチ保護飼育作業の実務とメモ帳


こんばんは。

ニホンミツバチの保護飼育の実際の作業についてご説明します。

ニホンミツバチを巣箱に入れて飼育するというのは昭和の山陰の石見地方では、少し山の方の集落へ行けば普通だったようです。

ご年配の方に昔話をうかがうと、子供の頃実家の壁にミツバチの箱がぶら下がってたわ等々聞くことができます。

戦後の日本全体が貧しい頃は砂糖などの甘味料は貴重なのでハチミツは甘味として貴重だったのでしょう。

時が流れて令和の現在、山間の集落でも家々の壁からニホンミツバチの巣箱はあまり見られなくなりました。

スズメバチ駆除の依頼をうけ山間部の集落のお宅へうかがう際、話を聞ける時は聞くようにしてました。

古いニホンミツバチ飼育の道具や巣箱を見せてもらうと、石見地方は何故か巣箱サイズが20センチ×20センチ程度で、全国で一般的な30センチ以上の巣箱(日本山海名産図会参照)は、ほぼみうけられませんでした。

それが石見地方の先人の知恵の結果だったのでしょう。

そんな訳で昔実家でニホンミツバチ飼ってたからという年配の方がわりとおられる石見地方でニホンミツバチの保護飼育をはじめた自分には良い背景でした。

なぜなら、ニホンミツバチの巣箱は何箱も同じ場所に集めて飼育は難しいので、必然的に自宅以外に巣箱設置の場所を求めなければならなくて、しかし公共の場所などに設置するわけにもいかず、一般の御宅に事情を説明して許可を得て、その御宅の裏などにニホンミツバチ巣箱を置かせていただいているからです。

「昔、実家でニホンミツバチ飼育してて馴染みがあるから、家のどこにでも置いていいよ」とおっしゃっていただけるお宅が実際に何軒もありました。

感謝しながら設置させていただき、その御礼に毎年収穫したハチミツを1ビンお渡ししており、お金のやりとりはありません。


ニホンミツバチ巣箱を設置させていただいてる御宅は多い時で50軒近く、近隣の市にも及び、一番遠くで100キロメートル以上の遠くの御宅に一年だけですが設置させていただいてた事もありました。正直遠すぎてしんどかったですね。


ニホンミツバチは、昔は本来は全く手のかからない、箱や桶をひっくり返して放置しておけば秋になれば勝手に蜜が貯まっていて収穫できる感じでした。

ところが現在は様々な知識と経験を元に手入れをし、ダニやアリやカビやナメクジ、更にクマやテンなどの野生動物、そして秋に集団で襲い来るオオスズメバチから護ってやらないと巣箱の中のニホンミツバチ群の存続は困難な様相となっています。

大気汚染や蓄積される農薬などで、じわじわニホンミツバチ達の基礎体力というかバイタリティー(生命力)が削られていってるのかもしれません。

野生動物の世界は厳しい弱肉強食で冷酷なまでにパワーバランス(力関係)の世界です。

弱い者は容赦なくやられていきます。

ニホンミツバチは生態系の歯車の中で重要だから、大切な存在だから、と言ってみても特別扱いで生き延びさせてはもらえず消えていきます。

そうならないようニホンミツバチ達に繁栄してもらう為、何軒もの御宅の脇や裏に設置させていただいたニホンミツバチ保護飼育巣箱を住みやすいよう改良し、襲い来る外敵で最も問題なオオスズメバチに巣箱のニホンミツバチ達がパワーバランスで圧倒的優位になるような構造とし、試作し実験を重ね、巣箱のニホンミツバチ側の方が襲い来るオオスズメバチに対し圧倒的に優位となれるようにしました。

するとオオスズメバチ側は、そのニホンミツバチ巣箱に襲撃に行っても獲物は得られず、逆に反撃で危険なめにあったり殺されるばかりとなると、最初から全く来なくなるのです。

ニホンミツバチ保護飼育巣箱を人様の御宅に設置させていただくにあたって、特に年配の方の独り暮らしや小さなお子様のおられる御宅には安全の確保の為、オオスズメバチ対策巣箱の開発は絶対必要で、最初の頃は貯金の減りの激しさを気にする事無く試作と改良を周りの方に呆れられる程頑張ってやりました。

この対オオスズメバチ構造巣箱は、前述のようにパワーバランスが巣箱のニホンミツバチ側が圧倒的優位に立つ事で機能します。

つまり、

巣箱の中のニホンミツバチ群が弱ったり、混乱してたりすると十分に機能しません。


ので、


巣箱のニホンミツバチ達の健康状態の管理がとても大切になってきます。


ので、


とにかく巣箱の御世話に走りまわりました。


巣箱は木製で中は見えないので、計量で重さを量り記録することで巣箱の中のニホンミツバチ群の発達繁栄状態が客観的に判断しやすくなります。

トップ画像はその計量メモです。


保護飼育してるニホンミツバチ達の巣箱を車で巡り、まず巣箱床面のゴミ、ダニ、アリ、カビなどの掃除をし、必要と判断しましたら巣箱の土台ごと取り換えて加熱殺菌した清潔な床面にしてあげます。

この土台取り換えはかなりの手間ですが、働き蜂達の直近の脅威となる巣房の真下に潜む難敵を除去し、本来その対応にあたるはずの戦力(働き蜂)を他の仕事に振り分ける事ができるようになり、ニホンミツバチ群の繁栄の助力に効果的でした。

計量と床掃除と土台取り換え、他にも日除けやら防寒やら、風、地震対策、水害、ムカデ襲来やら、様々な雑用出来事が巣箱ごとにあり、それぞれの成長が楽しみで頑張りがいがありました。


それでも上手くいかない巣箱もあり、小さな小さな赤いアリの襲来(普通に見ただけではわからない位小さかったです)や、どうやって入ったのか巨大なスズメガ(?)が巣箱の中に入っててリーダー働き蜂が助けを求めて腕にとまってきたりしたこともありました。

ニホンミツバチは知能が高く、人間程豊かではありませんが感情があります。

巣のニホンミツバチ群が衰え、もう盛り返していくのはあきらかに無理となった巣箱のニホンミツバチ達の悲しい表情見るのは本当に心に苦しくこたえます。

あの時、なんできづかなかったんだろう、とか、ああしていればこの群は繁栄続けてられたのかも、とか、

アカリンダニ被害と思われるニホンミツバチ巣箱の大量損失(2017年2018年頃)の時は、景色も何もかもが本当に灰色に見えてしまいました。大切にしてる奴らの死って本当に辛いもんですね。


しかし、生き残っているニホンミツバチ巣箱達が居ます。


巣箱を設置させていただいてる御宅の方々もニホンミツバチを可愛がって大切にしてくれてます。


色々な困難ばかりですが、ニホンミツバチ達の為に微力ですが頑張り続け、ニホンミツバチが絶滅危惧種になんかには絶対ならないよう(今の所なりませんが)ニホンミツバチ保護飼育を続けます


ノシ

リターン

5,000


【応援コース】ニホンミツバチの飼育活動を応援

【応援コース】ニホンミツバチの飼育活動を応援

ご支援への感謝のお手紙をお送りします。
ご支援金額は手数料を除き全額を飼育活動に充てさせていただきます。

申込数
11
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年7月

5,000


ニホンミツバチの写真入りキーホルダー(小)

ニホンミツバチの写真入りキーホルダー(小)

感謝の印として、ニホンミツバチの写真が入った手作りのキーホルダーをお送りします。

申込数
2
在庫数
28
発送完了予定月
2020年7月

5,000


【応援コース】ニホンミツバチの飼育活動を応援

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ご支援への感謝のお手紙をお送りします。
ご支援金額は手数料を除き全額を飼育活動に充てさせていただきます。

申込数
11
在庫数
制限なし
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2020年7月

5,000


ニホンミツバチの写真入りキーホルダー(小)

ニホンミツバチの写真入りキーホルダー(小)

感謝の印として、ニホンミツバチの写真が入った手作りのキーホルダーをお送りします。

申込数
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在庫数
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発送完了予定月
2020年7月
1 ~ 1/ 8

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