このプロジェクトにかける想い

クラウドファンディング開始から10日が経ちました。
おかげさまでたくさんの方にご支援いただき、誠にありがとうございます！

 

さて、私どもがこのプロジェクトにかける想いについて、本文中に書ききれなかったこと含め改めてお伝えさせていただきたいと思い、筆を執らせていただきました。（長文になってしまいすみません。お時間のある時にでもお目通しいただければ幸いです。）

 

昨年始めたこの取り組みは、コロナ禍で大きな打撃を受けてしまった地元福岡の観光を守るため、観光客の減少で果物が余ってしまうかもしれない観光果樹園さんと、外出自粛要請のために果物狩りに行きたくても行けない方をタクシーで繋ぐことが出来れば、朝倉市の観光果樹園さんにも、福岡市内にお住まいの方にも喜んでいただけるのではないか、と思ったことがきっかけでした。弊社の観光事業も観光果樹園さんも厳しい状況にあったため、お互い協力してコロナ禍を乗り切るための一助になれば、と考えていました。

 

 

そして、その後観光梨園さんの見学のため初めて朝倉市黒川を訪れたのですが、その時目に飛び込んできた光景には、本当に大きな衝撃を受けました。約3年前（2017年7月）の九州北部豪雨の復旧工事が、いつ終わるんだろうと思うほど大規模かつ広範囲に行われていて、まだまだ災害の爪痕が生々しく残る光景を道中至るところで目にしました。朝倉市が当時甚大な被害を受けてしまったということはテレビのニュース等で知ってはいたものの、その後報道で目にすることはほとんどなくなっていたため、とにかく驚くばかりで、被災地の現状に無知であったことが本当に恥ずかしく、申し訳ない気持ちにもなり、この活動を通じて微力ながら復興支援に貢献し、梨農家さんをはじめ現地で暮らす方のお役に立ちたい、と強く思うに至りました。

 

日本では毎年のように様々な自然災害が発生しています。時間の経過とともに現地の状況は報道されなくなり、ついつい忘れがちになってしまいますが、被災地においては、復興がなかなか思うように進まない中で、懸命に生活しておられる方がたくさんいらっしゃるということに、昨年の取り組みを通じて気付かされました。昨年の販売活動は、おかげさまでたくさんの方に応援していただき、農家さんからも感謝のお言葉をいただくことが出来て、ほんのわずかかもしれませんが、地域の方のお役に立つことが出来たことを、とても嬉しく思いました。

 

昨年の緊急事態宣言期間中は、弊社で創業以来初めてとなる全車休業も経験し（それまでは一部休車を実施することはありましたが、全車を休業させるということはありませんでした）、タクシーの存在意義が改めて問われているような気がして、我々が社会に提供できる価値とは何かということに真摯に向き合ってまいりました。そうした中で始めたこの取り組みを、さらに成長、発展させていきたいという想いからの、今回のクラウドファンディングへの挑戦です。

 

本プロジェクトでの目標達成はもちろん、これから我々が一企業として社会に新たな価値を提供し続けることが出来るよう、引き続き頑張ってまいります。
私どもの想いが一人でも多くの方に届きますよう、本プロジェクトをご紹介いただければ、大変ありがたく存じます。

 

よろしくお願い申し上げます。