「令和の手引き轆轤」を試作中です。

おかげさまで目標を大きく上回るご寄付をいただいています。ありがとうございます。

目標額を上回った状況をうけ、予算を組みなおしまして「朝倉椀チャレンジ。その後」として手引き轆轤の認知度を高める活動を計画いたしました。

戦国時代はもちろんそれ以前から昭和の時代まで一千年以上にわたり使われ続けてきた手引き轆轤ですが、戦後は電動轆轤にとって代わられ姿を消しました。朝倉椀チャレンジでは昔ながらの手引き轆轤を復元製作し使用いたしますが、それと同時に現代のベアリング技術を生かした手引き轆轤を「令和の手引き轆轤」として復活させようと思っています。

ただ今「令和の手引き轆轤」を試作しており、完成後は10台程度を製作し希望される全国の木地師さんや作家さんに無償で貸与または贈呈したいと思っています。そしてそれぞれが手引き轆轤を使って製作した作品を持ち寄り、「手引き轆轤展」を開催するのが第一の目標です。

また手引き轆轤の素晴らしさをちゃんと理解していただくために、できれば自身の作品作りだけではなく、身近なところで体験型のワークショップなどを開催し手引き轆轤の楽しさを子供たちにも大人にも広めていただければと考えています。全国に手引き轆轤を体験したことのある人を増やしていくのが第二の目標になります。

今後も計画の小さな変更はあるかと思いますが、いただいたご寄付はすべて漆器業界の未来に投資してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。