現場の介護士の本音その１

100人チャレンジの協力者を募り始めて約1か月が過ぎました。
ここで沢山の方々からの寄付を頂く前にもうどうしても始めたかった。
だから、今日は3人目の介護士さんをお迎えしました。

彼女は訪問ヘルパーとして勤務する傍ら自分のやりたいことを少しずつ実現させていて、今回の私の企画にパッと参加して下さいました。
先に温泉にゆっくり入って頂き、その後リフレクソロジーを行いました。そしてご自身の経験や現在に至る経緯を話して下さり、その中で印象的だった内容は「とにかく給料が低すぎる上に毎日毎日くたくたになってしまう。自分の為に数千円も出してマッサージなんかに行かれないし、その時間もない。」という話。
彼女はだからヘルパー業務を週3日前後に抑えてやりたいことをやっているけれど、現場で働く多くの介護士は、もうその気力すらないのだと。

とても共感した。

なぜ、今回の企画を「無料」にしたのか。まさに私自身が感じてきたことだったから。「月に1回、5千円以上出してマッサージへ行くのか？」「月に1回行ったところで楽になるのはその時だけ。だからなお更行かない」「時間もお金もない」そんな多くの声を現場で聞いてきた。だから今回、「無料」にしてとにかく来て頂く！来て、体と心を休めて、感情を吐き出して欲しい！と心から願う。

そして、「実際いくらなら通う？」の質問に「千円なら来たい！」と。月に1回鍼灸院に行っていたことがあったが、そのペースで通っても効果がない。1回千円で、毎週通って月に5千円になったとしてもその方がありがたいと話してくれた。
また彼女は、お給料が低いと分かっていても介護の仕事が好きなんだと、最高の笑顔で話してくれた。
うん！わかる！わかるよ！
私達はそうなんだよね。「じゃあ辞めればいい」という話ではないのだ。これから増々社会が急速に変化していく中で、フリーランスの介護士が増えたらいいよね。
そんな介護の仕事が大好きな人と未来の想像をして、とてもワクワクした。