長信田太鼓メンバーのペンリレー（７）OB編

　今回は、なんと2009年初代メンバー、小林智樹くんからのメッセージです。

彼は、あの頃からずっと変わらず、自分が正しいと思うことはやり通す人です。

「なぜ自分はみんなと同じことができないのか」と絶望した時期もありました。でも、長信田太鼓では「太鼓をたたくことで、これまでかき消してきた、声を、想いを伝えることができると知った」と。そして「僕がこの仲間の想いを表現する曲を作る！」と「音魂」「Voice」の2曲を残してくれました。長信田太鼓に「誇り」をくれたこの曲たちを、みんな夢中で打っていました。草創期のキラキラしたエネルギーが満ち溢れていた時代、その先端を走っていた彼でした。

今も、長信田太鼓の経験を心の真ん中において、人生を果敢に前へ進めているんだなあと、胸が熱くなります。

前置きが長くなりました。紹介します。

 

（通販で一番安いハッピと、黒いジャージを衣装にしていた1年目）

 

 

 

　こんにちは。初代長信田太鼓のメンバーの小林智樹です。

　長信田を卒業してから10年くらいになります。とても早いです。

 

　長信田卒業後、社会に出て、これまでいろんなことがありました。楽しいこともあれば、辛いことも。

　太鼓と真剣に向き合った経験がなければ越えられなかったであろう出来事が沢山あります。

　今の耐え難い困難より苦しいことは、もうとっくの昔に、長信田で乗り越えてた。10代の頃の自分が越えた壁、30代の自分に越えられないわけがない！（笑）

　太鼓と真剣に向き合い、仲間たちとどんな壁も乗り越えて来たっていう「自負心」が、いつだって、今の僕の背中を押してくれました。

　これから先、長信田を卒業していく皆さんはきっと、社会に出て途方もない困難にぶつかり、何度も挫けそうになるはずです。

　その時一番に助けてくれるのは、自分自身と真正面から向き合った、過去の自分たちだと思います。

　素直に、真っ直ぐ前だけ見て進んでください！その経験が大きな力になり、強さに変わります！！絶対！！！

 

　辛かっはたずの過去はいずれ自身の最良の出来事だと言えるようになります。

　僕は、長信田のかけがえのない大事な時間と「魂」、決して忘れません。