【CACI物語：卒業犬 ㉛ 「アイズ」】

 

福島県愛護センター会津支所に持ち込まれたセッター。

推定年齢10歳以上。

高齢とあり、譲渡がなく引き取ることにしました。

譲渡募集欄には不妊済みの記載。

夜中、仲間が会津に向けて出発。

朝一番で引き取りを終え、連れ帰ってくれました。

乳腺腫瘍、顔面は歪み

片耳は聴覚が乏しく、片目はほとんど見えていません。

 

不妊済みとありましたが、避妊はされていませんでした。

1年のうちに避妊、乳腺腫瘍、胃捻転（胃固定）、乳腺全摘と幾度となく病院のお世話になりました。

 

 

性格はとても優しく、

何も言わなくても、顔を見ると座るアイズちゃん。

おやつを落としてしまい、拾おうとしたら

ガン見してはいるものの、取ろうとはしません。

人の言うことをよーく聞いています。

 

しかし、そばにいてもアイズの心はどこか他を見ているような、

悲しくなるほど寂しげな目をしていました。

 

高齢、持病ありの、譲渡先を見つける事の難しい、条件の良くないイングリッシュセター、アイズ。

 

そんなアイズに手を差し伸べてくださったのは、ポテチを預かり、看取ってくださいました亀井様です。

 

“預かりボランティアを始めた以上、立ち止まってはいられない・・。

助けが必要な子は次々にCACIにやって来るから。

寂し気な、何かあきらめたような面持ちのアイズ。

ウチに来て、思い切り甘えてもらい、少しでも笑顔に出来たら･･”

 

との思いで、アイズを迎えてくださることになりました！

自宅に来た当初は、ぶるぶる震えて、ケージに閉じこもっていたそうですが

少しずつ心を開いてくれ、今ではとびきりの笑顔を見せるようになったそうです。

ようやく家族を手に入れたアイズ。

心落ち着いたのか、お散歩をたっぷり楽しみ、自宅ではゆったりくつろぐようになると、どんどん美しい犬に変わっていきました。

 

アイズに幸せを与えてくれた、亀井様、本当ありがとうございました。

アイズの穏やかで楽しい日々は、これからも続きます。

 

 

 

運営されている英語教室でも優しい温厚なアイズは人気者です。

ECCジュニア松江教室

江戸川区松江1-15-16-3F

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