JPF活動報告：ミャンマー地震（4月・5月）

■ミャンマー地震

 

3月28日に発生したミャンマー地震では、死者が3,000人を超え、負傷者も4,000人を超えるなど甚大な被害が発生しました。また、建物や上下水道の損壊・停電の被害が広範囲に及んでいることにより、多くの被災者が暑さ・雨の中で、屋外での避難生活を余儀なくされています。

 

そうした中、皆さまのご支援により、JPFは発災直後から支援を開始し、加盟NGOによる支援で以下のような支援を届けてまいりました。

 

屋外に移動したベッドで治療を受ける被災者に食料を配付するスタッフ／2025.04.05（加盟NGO提供）

 

▶支援ニーズ

・当面の生活支援：

飲料水、食料（調理不要）、医薬品、衛生用品、蚊帳、女性用品、太陽光電源など

・避難環境の改善：

安全な水・衛生環境確保、仮設シェルター設置、心理ケア

・中長期的復興支援：

生計再建（農業支援、現金給付）、教育施設再建、精神的サポート・トラウマケア 

 

▶これまでに届けた支援

 

・水・食料の配布（飲料水、すぐに食べられるビスケットなどの食料）

・物資配布（猛暑・感染症対策のための衛生用品や蚊帳など）

・巡回診療（外科治療、地震のストレスや慢性疾患などの内科診療）

・シェルター（仮設シェルターのほか、損壊家屋の応急措置としてのビニールシートなど）

 

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▶被災者からの声

「村では食品の価格が高騰していて、買うことができません。今回のように食べ物を支援してもらえるのは本当にありがたいです」

 

一方で、これからの生活について不安の声も寄せられています。今後も引き続き、被災者のニーズに合った支援を届けてまいります。

「水祭り（ミャンマーの5月の祝祭行事）があり、支援の車も来なくなりました。今後また支援が再開されるか分からず、不安でいっぱいです」

 

▶活動レポート

・【25.05.12】医療支援や雨季に対応した生活物資支援

https://www.japanplatform.org/emergency/250512.html

・【25.04.25】ミャンマー中部地震から1カ月　支援を受けた人々の声

https://www.japanplatform.org/emergency/250425.html

・【25.04.10】路上での避難生活を余儀なくされる人々。雨季を前に一刻も早い支援が必要です

https://www.japanplatform.org/emergency/250409.html

・【25.04.02】甚大な被害が明らかになる中さらなる支援が必要です

https://www.japanplatform.org/emergency/250402.html

 

▶活動写真

 

避難場所で被災者から被害状況の聞き取り調査を行うスタッフ／2025.04.14（加盟NGO提供）

 

　物資配布の様子／2025.04（加盟NGO提供）

 

巡回診療／2025.04.16（加盟NGO提供）

 

支援物資を運び込む様子／ミャンマー中央部／2025.04.05（加盟NGO提供）