イエローラブとブラックラブ（２０２３／２／２０）

　当協会では、ラブラドール・レトリバー、ゴールデン・レトリバー、そしてラブラドールとゴールデンの交配種の３犬種を盲導犬としています。

　皆さんから「イエローラブとブラックラブでは、何か違いがありますか。」という質問をよく受けます。イエローラブとブラックラブでは、毛色が違うという理由で性格が違っていたり、盲導犬としての働きに違いがあることはありません。

　かつては、「ブラックラブは怖そうに見えるから」と敬遠される盲導犬ユーザーさんもいらっしゃいましたが、いまでは毛色の違いを問題にするユーザーさんはほとんどいません。

　いまは、視覚が多少あるユーザーさんから「イエローラブのほうが道路との色の違いがはっきりして、犬の動きがわかりやすい。」とか、ライフスタイルを大切にするユーザーさんから「自分は色の濃い服が好みなので、服に付く抜け毛が目立たないブラックラブの方がいい。」など、犬の色についての希望がだされることがあります。

　当協会では、そのようなユーザーさんの視覚の状態やライフスタイルからの希望などにもできるだけ添えるようにしています。

　盲導犬を希望する目のご不自由な方がたに、当協会の盲導犬をこれからも貸与しつづられるよう、皆様のご支援をどうぞよろしくお願いします。

　写真は訓練に励むブラックラブとイエローラブと訓練士です。