夢を実現する第一歩をふみだした少年

私たちが取り組んでいる活動に関心を持ってくださる
皆さまに、心より感謝申し上げます。

ジンバブエで取り組んでいる教育事業の1つとして、
学校に通うことができない子どもへの
特別開設クラスを開催しています。

 

特別開校クラスは、週に数日開校します。

 

学校へ通ったことのない子どもが学校に慣れるための

入り口としてや、中退などで勉強が遅れている子ども

たちへ個別指導するために活用されています。

 

 

今日は、ジンバブエのミッドランド州ゴクウェ・ノース地区にある
チリサ小学校で出会ったトライモア・ムエンベくんをご紹介します。

 

ムエンベくんは12歳。特別開校クラスに通う生徒です。

数年前に両親が離婚し、二人とも家を出て行ったため
現在は、祖母と4人の姉妹と2人の兄弟と生活しています。

 

彼は以前、学校へ通っていたのですが、両親が離婚し
2人とも家を出て行ってしまい、学費を払ってくれる保護者が

いなくなったため、やむなく中退しています。

 

学校に行かなくなってからは、家畜の世話をして

生計を立て生活していたとのこと。

 

現在は、特別開校クラスに通うようになり勉強に励んでいます。

勉強を頑張っているのには、理由があります。

 

「医者になって病気になった人達を助けたい。」

 

という夢を実現させるためです。

「ぼくの住んでいる地域は、暑さや水が無い環境で、

住んでいる人たちが病気になることがあります。

医者になって、いつか力になりたいと思ったからです。」

 

学校に通うことで夢を実現する第一歩を手にしたムエンベくん。

 

ムエンベくんのように、ここで出会う人たちの夢は、

まわりの人に貢献するために働きたいという意思があります。

 

彼の夢の話を聞いて、これからも教育事業を通して

沢山の方をサポートして行きたいと改めて感じました。

 

このプロジェクトも残り数日となっております。

どうか最後まで、ご支援応援をお願いいたします。