【応援メッセージ】森松 明希子さん

「原発賠償関西訴訟原告団代表・東日本大震災避難者の会 Thanks ＆ Dream（サンドリ）」代表の森松 明希子さんから応援メッセージが届きました。ありがとうございます。

森松 明希子（原発賠償関西訴訟原告団代表・東日本大震災避難者の会 Thanks ＆ Dream（サンドリ）代表）

原子力資料情報室の50年にも及ぶ確かな情報提供と市民とともにあるという姿勢に心から敬意と感謝申し上げます。

2011年に起きた東京電力福島第一原子力発電所の事故により、多くの核災害被災者、そして原発避難者が14年以上経過した今現在も被害に苦しんでいます。放射能汚染という客観的事実があるからです。「万が一にも事故を起こさない」と約束した側が「これくらいの被ばくなら良いだろう」と都合よく基準を決め、被害者は誰であるかを勝手に決めるような線引きをし、「被ばくしたくない」「健康を享受したい」という私たちの人間としての生命と生存に関わる根本的な権利を侵害し、尊厳を踏みにじることを決して許してはなりません。

原発問題は基本的人権の問題です。放射線被ばくから免れ健康を享受するという基本的人権（被ばくからの自由）を人類の普遍的な権利として確立することによって、日本国内だけでなく、全世界の核被害を根絶することが可能となります。それが私たちの目指すべき未来なのではないでしょうか。

原子力資料情報室は核被害の根絶のためになくてはならない存在です。その客観的・分析的情報提供は、私たち市民の側にある「被ばくするかしないかは私が決める」という自己決定権を支える上でも非常に重要です。今、そして次世代の権利を守るために、ぜひともこのキャペーンの成功を願って心から応援しています。