
支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 102人
- 募集終了日
- 2021年12月13日
【現地報告】傷ついた心と家―生きる希望が底をついて
CWS Japanの緊急支援にご支援いただき有難うございます。
わたしたちが支援を届けたい現地の人々が、現在どのような生活を送っているのか、現地の声を多くの方に届けるべく、現地パートナー団体を通したインタビュー内容をお届けします。
ディーバ(仮名)は、 アフガニスタン東部出身の46歳の未亡人で、5人の子どもの母親です。不安定な状況が続いているため、母子はここ数カ月の間に何度も家を転々としています。ディーバは、他の多くのアフガニスタン人と同様に、自国の平和と調和を切望している一人です。それはひとえに、彼女と彼女の家族の人生の大部分が、紛争と不安定な国の記憶で埋め尽くされているからです。
「私たちは、25年前の1996年に隣国パキスタンに逃れ、難民キャンプに住んでいました。アフガニスタンの情勢が安定し始めた2011年、私たちは祖国に戻りました。出身の村に帰還しました。悲しいことに、そのわずか3年後、夫が行方不明になってしまいました。以来、彼を見つけることはできず、すでに殺害されたのではないかとも聞かされています。不安と無力感で生きる人生は苦しいです」とディーバは不安を口にします。
しかし、ディーバさんが逆境や不安に直面しても強く生きてこられたのは、息子さんの揺るぎない支えがあったからです。「私の子どもたちは皆、村の学校に通っていました。一方、息子のイムラン(仮名)は、非常に野心的な人間でした。2020年5月に高校を卒業した息子は、より高い教育を受け、ひょっとしたら医者になれるかもしれないと入学できる大学を探し始めました。息子は毎日のように私のところに来ては、自分の夢を語り、いつかはすべてがうまくいくと私を安心させてくれました。そんな息子の姿を見て、息子の婚約を考え始めました」とディーバは話ました。
イムランは一家の大黒柱で、一家が所有する1ヘクタールの土地で農業を営んでいました。「収穫した作物の一部は家庭用に残し、残りは売っていました。家の基本的な食料を買い、その他の家計の支出を賄うことができたのは、農業で得た収入のおかげです」。
2021年6月に同国で紛争が激化すると、ディーバの故郷は治安が悪くなりました。「暴力が激しくなるにつれ、近所の人たちは安全な地域に逃げ始めました。私たちは家を出て、国内避難民キャンプに住み着きました」。
「イムランは、いつもみんなを幸せにしたいと思っていました。イード(イスラム教信者のお祭り)の直前、息子は近くの市場に行って、お祭りに備えて、妹たちと私のために新しい服やアクセサリーを買いました。妹たちは、兄が買ってくれた素敵な服を見て大喜びし、お祭り当日に着るのを楽しみにしていました。この時、私たちは運命が別の計画を用意していたことを知りませんでした。息子がみんなに贈り物を用意した次の日、周辺地域の暴力が激しくなり、すぐ近くで銃声や爆弾の爆発音が聞こえてきました。そしてあの夜、イムランがテントの外に座っていたとき、ロケット弾がテントの近くの地面に落ちました。私は急いで外に出て、倒れているイムランを膝の上に乗せました。そして、私の膝の上で息子は息を引き取りました。その時、私の人生は終わったと思いました」とディーバは悲しみながら打ち明けました。
「私はもう限界です。まだ10歳の長女は、毎日のようにイムランのために泣いています。私の働き口はなく、お金のあてもありません。生活のために、時には物乞いをしなければなりません。近所の人たちが、衣類や食べ物を寄付してくれることもあります。」
ディーバは、経済的な理由でこれ以上引っ越すことができず、息子の命を奪ったロケット弾で破れた同じテントに住み続けています。毎晩、あの運命の夜の音に悩まされながら夜を過ごしています。
ディーバをはじめとする多くのアフガニスタン人は、愛する人にもう一度会いたいと祈り、平和を願い、普通の生活ができるようにと祈っています。ただ、この地で家族と一緒に安全な環境で幸せに暮らすこと、それだけを望んでいます。ディーバのように、現在、数え切れないほどの避難家族が、広い空の下の公園やありあわせのシェルター、テント、大都市の家族や受け入れ地域の住民と一緒に暮らしています。彼らのほとんどは、健康、教育、食料、シェルターなどの最も基本的な生活基盤さえも欠いています。
リターン
3,000円
3,000円の支援
●領収書(寄付控除対象にはなりません)
●御礼メール
●活動報告書
- 申込数
- 44
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
10,000円
1万円の支援
●領収書(寄付控除対象にはなりません)
●御礼メール
●活動報告書
- 申込数
- 51
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
3,000円
3,000円の支援
●領収書(寄付控除対象にはなりません)
●御礼メール
●活動報告書
- 申込数
- 44
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月
10,000円
1万円の支援
●領収書(寄付控除対象にはなりません)
●御礼メール
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- 申込数
- 51
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年1月

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