【CACI物語：卒業犬 ⑭「ぐり子、ダル、マーリー、イマル」】

器を綺麗に洗い、新鮮なお水をたっぷり注ぐことから、朝が始まります。就寝前は犬たちの安心しきってぐっすり寝ている表情を見て、幸せな気分に浸りその日を終えます。

 

１０年ほど前、ネットで里親募集をしていたCACIから保護犬イングリッシュ・セッター　ぐり子と運命的な出会いをし、縁あって迎えることができました。その日から、私たちの生活もガラッと変わったのです。

▲ぐり子

 

 

以降、ダルビッシュ（チワワ）　　マーリー（セッター）（昨年秋に虹の橋へ）、昨年末にイマル（セッター）を迎え入れました。

▲マーリー

 

▲イマル

 

幼い時から、両親が引き取り手のない犬や、段ボールに捨てられた子猫たちを引き取り、一緒に育ってきましたので、保護犬を迎えることはとても自然なことでした。

 

セッターというガンドッグを、何も知りませんでしたので、“普通の犬“だと思っていました・・。

実際、一緒に過ごしてみると・・・　まったく”普通”の犬ではありませんでした！

 

 

家ではとにかく甘えん坊！　しかし外では凛として時にはたくましく、立ち姿や走っている姿はキラキラ輝き、とにかく美しいのです！　とにかく独特のなんともいえない不思議な魅力に引き込まれています。

また、この子達が幸せそうに笑顔でいる姿が見たくて、夏には湖や山へ、冬には雪山へと足繁く通うようになりました。

初めてキャンプをしたり、湖でカヤックをしたり（セッターの女の子は泳ぐのが大好きでした）と今まで体験したことがない世界へと引き込んでくれたのです。

 

今では我が家にとって犬たちと共に遊んで過ごす時間が、リフレッシュできる良い時間となっています。

 

この子達を通して他の里親さんたちと一緒に過ごす機会も多くなり、躾や犬たちの体調等で不安になった時など、親身になってアドバイスいただいいています。

 

また、CACIのHPで保護された犬に新しい家族ができるまでの記事により、同窓会等でその犬たちに会うと、どの子も自分たちが迎えた子たちのような、強い親近感を覚えます。

CACIと卒業犬の里親さんは、まるでひとつの大きなファミリーのようです。

 

 

このように、私たちにとっても犬たちにとっても幸せな時間は、CACI金子代表、そしてボランティアの皆さまの想像以上の悲しみやご苦労の積み重ねがあったからこそ。

 

敬遠されがちな犬種、病気の子たち、ケガをしている子たち等引き取り手がない犬たち猫たちを、勇気を持ってレスキューされています。

その行動から私たち里親も本当に多くを学ばせていただきました。

また、CACIの皆さんは、とても明るく素敵でとても魅力的な方々ばかりで！目標にしたい方々なのです！　

 

皆さんを見習って、私たちも保健所に収容される多くの犬たちの悲惨な現状から目を背けることなく、”小さく弱い生き物たちの命を大切する“世の中になるよう切に願いつつ、これからも目標を持ち自分が出来る事を確実にひとつひとつ実行していこうと思います。

 

私の大切な、ぐり子、ダル、マーリー、イマル。

 

レスキューしたつもりが、逆にこの子達にたくさんの幸せをもらい、癒され救

われている毎日です。

ありがとう！私のかけがえのない宝物たち。