しまね夢こむぎ®の有用性　～広島大学の研究成果～

 

 

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本日は、広島大学の松尾先生、横大路先生による研究チームの研究成果をお届けいたします。

 

 

広島大学　横大路准教授

 

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しまね夢こむぎ®のアレルゲン性を比較評価する為に、アレルギーモデル動物を用いました。動物実験は、倫理的にヒトでは行えない条件下での評価を、ラットやマウス、モルモット等の動物を用いて行います。

 

実験１

小麦アレルギーの主要なアレルゲンであるω-5グリアジンで、感作（アレルギー成立）した小麦アレルギーラットを、実験１に用いました。

このラットは、通常小麦を与えるとアレルギー症状を示しますが、しまね夢こむぎ®を与えてもアレルギー症状を示しませんでした（下図参照）。

この結果は、しまね夢こむぎ®は、ω-5グリアジンを含まないこと、このため、ω-5グリアジンに対するアレルギーを起こさないことを示しています。

 

 

 

 

実験２

実験２では、通常小麦で感作した小麦アレルギーラットと、しまね夢こむぎ®で感作した小麦アレルギーラットを準備しました*。（*アレルギーモデル動物を作製するにあたり、アジュバンドという特殊な促進剤を用いることにより、極めて高い割合でアレルギー感作が成立します。）

これら2種類のラットにω-5グリアジンを与えると、通常小麦で感作したラットよりも、しまね夢こむぎ®で感作したラットの方が、誘発されるアレルギー症状が軽微で済みます（下図参照）。

この結果は、しまね夢こむぎ®で小麦アレルギーになっても、ω-5グリアジンにより誘発されるアレルギー症状は、比較的軽いことを示しています。

 

 

 

 

これら動物実験を用いた評価結果を踏まえ、しまね夢こむぎ®の小麦アレルギー（ヒト）に対する影響を考察すると、次のような事が言えます。

示唆１：しまね夢こむぎ®は、 ω-5グリアジンを持たないため、小麦アレルギー発症予防的効果をもちます。

示唆２：しまね夢こむぎ®によって小麦アレルギーになってもω-5グリアジンにより誘発される症状が軽微に抑えられる効果があります。

従って、小麦アレルギー予防の観点から考察すると、しまね夢こむぎ®は従来小麦と比較して安全であると言えます。

 

*アレルギーモデル動物を作製するにあたり、アジュバンドという特殊な促進剤を用いることにより、極めて高い割合でアレルギー感作が成立出来ます。

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いかがでしたでしょうか？

それでは皆様、良い週末をお過ごしくださいませ。